“く”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
13.2%
10.6%
9.5%
7.6%
5.4%
5.4%
5.0%
4.6%
3.6%
3.4%
2.4%
2.4%
2.3%
2.3%
2.0%
2.0%
1.6%
1.4%
1.4%
1.3%
1.1%
1.0%
0.7%
0.6%
0.5%
0.5%
0.3%
0.3%
0.3%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
穿0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
半分汲0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
生活0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うの帳場格子の中には人が三人ほどいたが、算盤をはじいたり帳面を繰ったりするだけで、誰もこっちの相手にはなってれない。
初蕾 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
もし、二つなり、三つなりが、いっしょにるい世界ることがあったら、たがいにってとなってらしそうじゃないか。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
に於て守る者便を得、連夜水をみて城壁にげば、天寒くしてち氷結し、明日に至れば登ることを得ざるが如きことありき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
表町で小さいを借りて、酒に醤油に炭、塩などの新店を出した時も、飯が惜しいくらい、クルクルと働き詰めでいた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「なにかわしてやりな。なあに、悪いことをするやつなら、ひもじくなって倒れなんかしやぁしねえ。早くなにか食わせてやれ。」
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
或る文字を引かうとして英和辭典をバラ/\とりながら、偶然開かれたページの Opera といふ文字に目がとまつた時、私は
かめれおん日記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
そこへは病気のまだ好くならぬ未亡人の外、りよを始、親戚一同が集まって来て、先ず墓参をして、それから離別のした。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「ねえ、」とおさんがった。「あの田舎きましたの、ミュッテンの大伯父さんのとこへ、ってるんですって。」
あるいは彼らが骨冷かに肉ち、世人の一半は彼等が名を忘却したる時において、始めて彼らのきたる種子の収穫を見ることあり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
文化發達してれば、自然何處漠然として稚氣びてるやうな面白化物思想などをれる餘地くなつてるのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
王はその時空腹を感じて物をいたかった。また彼の美しい女のへいくこともできる。王は大喜びで老婆について入っていった。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
男ならば何人もしき感動の心にしむを感ぜずには読めないような、女ならば何人も嘆息なしには読めないような一節——であった。
まれたものが、かな、いつものような気候まれなかったことをい、貧乏まれたものが
小さな赤い花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
丑満過ぐる夜の夢。見よや因果のめぐり来る。火車にを積むるしめて眼の前の。地獄もまことなり。げに恐ろしの姿や」
涙香・ポー・それから (新字新仮名) / 夢野久作(著)
が、帰りみち、途中で日がとっぷりとれ、五条野あたりで道に迷ったりして、やっと月あかりのなかを岡寺の駅にたどりつきました……
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
一体東海道掛川宿から汽車んだとえてる、腰掛れて、死灰へたから別段にもまらなかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
材は松板をったものでありますが、茶人だったら塵取にでも取り上げるでしょう。荒物屋ではまたのような茶筅を売ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
そうです、わたしが家に坐って、眼をつぶって、腕をんで、どうもそうらしいようだと考えていた事が、まず大抵は壷にりましたからね。
半七捕物帳:68 二人女房 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
……勅令……内務省令、らえだ。いよいよ団結を固くして、益々大資本を集中しつつ、全国的に鋭敏な爆薬取引網を作って行く。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
夜もすがら語り明そうとも、だけは、鉢の木をべずとも、尽きる気づかいはございませぬゆえ、お心やすくおあたり下さいまし
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
榎の葉蔭に、手の青い脈を流れて、すぐ咽喉へ通りそうに見えたが、もうとすると、が薄く、玉の数珠のように、が切れて皆れる。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それをとするかとするか、自分のをでる、ただ一で、どんな兇刃がもののみで御岳神前の海としないかぎりもない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
霜を含んだ夜気は池の水の様にって、上半部をいた様な片破れ月が、になった雑木のに蒼白く光って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
人情の真実に徹しない人たちは、このH氏の場合を見て「子の愛の浅い親よ」というでしょう。私はそれにみすることが出来ません。
婦人改造の基礎的考察 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
由「まことにお気の毒な事で、何とも申そうがございません、定めてお聞でしょうが、おへお出入の指物屋が金に目がれて殺したんですとサ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
粂の字をの宇との字にした方がいいって、こじつけちゃったんだそうだが——滑稽さね。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
光太郎は提灯をさげてぶらぶらルダンさんの家のほうへ歩いて行ったが、道普請えのあるところへくると、われともなく
黄泉から (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
マクベスの帯びた短刀などは何処の博物館にもあつたことはない。しかしマクベスは相不変ロンドンのクラブの一室に葉巻をゆらせてゐるのである。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「又何かだらない事を考えているな。よせよせ」上さんの肩の所に手を掛けて、二三遍ゆさぶって置いて、自分の床に据わった。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
元来、我々の中にはなかった病気じゃが、我々が人間をうようになってから、我々の間にもごくまれに、これに侵される者が出てきたのじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
なんでも、僕の聴き取った所では、心が動いてはならぬ、動けばを生ずる、隙を生ずれば乗ぜられると云うような事であった。石原は虎が酔人をわぬと云うを引いた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
なほ抵抗を試みてただ強力にするのみ。 305
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
折角の思召ですから戴いて置きましょう、日が暮れると雨の降る時は寒うございます、に本郷山が側ですから山冷がしますから、もっと其の麁朶をおべなさいまし
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
時雨らんだような薄暗さのなかに、庸三は魂をいちぎられたもののように、うっとりと火鉢をかかえて卓の前にいた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
これを笑ふけれど、遊佐の如きは真面目で孝経を読んでゐるのだよ、既に借りてさ、天引四割つて一月に血をれる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しかし明日ストーヴにべられる一本の草にも、それ相応の来歴があり、思出がなければならない。
或教授の退職の辞 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
「本当にも嘘にも、——今日は土曜日だろう。エート、関東新報の遅くも火曜の朝刊で、お前達が皆んな目を廻すような、驚天動地の特種に出っわすぜ。大丈夫か」
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
日のれから鳴き出して夜更けにも鳴くことがあるが時としては二羽のつれ鳴に鳴く声が聞える事がある。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
なに、に吠ゆだと——此奴生意気をかす、俺を桀のだとは失敬極まる——、此奴め、ワンワン/\/\
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
私の後ろにはいつでも黒い影がいていました。私はのために、命を引きずって世の中を歩いていたようなものです。あなたが卒業して国へ帰る時も同じ事でした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
らくなった谷をてて少し此方よりも高い位の平地に、忘れたように間をおいてともされた市街地のかすかな灯影は、人気のない所よりもかえって自然を淋しく見せた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
老婆はその花束を裏の縁側へ置いて、やっとこしょと上へ昇り、他処往きの布子に着更え、幅を狭くけた黒繻子の帯を結びながら出て来たところで、人の跫音がした。
地獄の使 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
獅子一百獣震駭するの猛威を振わん事を説いたためだ。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
「おれは来ねえが、そのうちに、二百十日がるぞっ、覚えておけっ」
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
徒らに賣卜者、觀相者、推命者流の言の如き、『運命前定説』の捕虜となつて、そして好運の我にみせざるを歎ずるといふが如きことは爲すべからざる筈である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
蹴られて金眸岸破跳起き、一声えて立上らんとするを、起しもあへず鷲郎が、襟頭はへて引据ゆれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
ずらっとならべた薬種びんの下の調剤卓の前に、もたれのないきの事務椅子に腰かけて、黒い事務マントを羽織った悒鬱そうな小柄な若い男が、一心に小形の書物に読みふけっている。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
半ばち果てた重病者達のうようよとした病室内の光景が思ひ描かれて、はやその方へ一歩を踏み出した自分を意識しなければならなかつた。
癩を病む青年達 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)
巌路へ踏みはだかるように足を拡げ、タタと総身に動揺れて、大きな蟹が竜宮の女房を胸に抱いて逆落しの滝に乗るように、ずずずずずと下りてく。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「もうここらは白鳥のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
え崖の櫨子の蕾せて雨のしみみ附き見ゆ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
廿歳といふもなるを、りすぎては甲斐なし、適當聟君おむかへ申しものと、一專心おもふなにもし、主人大事らべて世上浮薄浮佻
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
夜がふけて雨戸をしめたのは知っているが、炉のなかに木の葉などべたことはない、第一この小屋のなかには青い松葉などを積み込んであるのを見たことがないと云った。
半七捕物帳:24 小女郎狐 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうしておけば、一々ハッパ押えを、断崖の下まで吹き飛ばされないで済むし、ハッパ穴が五六尺の高い段の上に穿られても、上からハッパ押えを吊るしておけるのだった。
暁井 残月をみ、寒炉 砕澌く。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ゑはららかすや
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「なあ健、お土産買うてきてやるせに、おもちゃや、バナナや、な。かしこいせに健、おばあさんで待っちょれよ、え。」
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
迄竪長いゴシツクを見慣れてた目に方形に大きな伊太利式ゴシツクの美と優美とを兼ねた外観に驚かされた。外壁の上の彫像は二千あると云ふが一一い形をして居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さなくて卒爾などらせたるを如何はしとしながらしせざらんもなしとてれよりはとなく御出のなきか此頃のお如何るわかこそはらけれど時節
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れよと、口口
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
せめて今、むと
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
道士はそこで一つの梨をとってってしまって、その核を手にり、肩にかけていたをおろして、地べたを二三寸の深さに掘り、それをいて土をきせ、市の人たちに向って
種梨 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
底なるいぶきかゑくゑ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
私は途方にれながら、それでもブラブラと当もなしに町を歩いた。町外れの海に臨んだ突端しに、名高い八幡宮がある。そこの高い石段を登って、有名なここの眺望にも対してみた。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
博士と土人とは穴をぐり、松火の光を先に立て、二十六度の傾斜道を、先へ先へと進んで行った。
木乃伊の耳飾 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(その頃はまだ、この辺の娘たちのあひだには、派手な色あひの美しい細リボンをみこんだ幾つもの小さい編髪にするならはしがなかつたので)
何処何処!』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が、此處では平次も全く豫想外なことに出つはしました。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
ばつて來る麺包の匂もする。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
いいえ、それは言葉だけの真似事ですわ。私の身体こそ、いつも病んだような、きを立ててはおりますけれど、心だけは貴方の幻で、そりゃちいほどに……
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
以て無事目的を達してるを得せしむるなり云々と、朝来雨れ来れば一行笑顔を開き、一して戸倉に至るをす、此夜森下君の発案により、鍋伏せを行ふてるをたり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
進むにつれて右舷の海中へ、身をねらして躍り出た巨大な怪獣のような鳥喰崎の全貌が、大きくのしかかるように迫り寄る。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
ほら、あそこに、静かな内湾のこちらに、妙に身をねらした、処々に禿山のある岬が見えますね。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
次に御刀の手上に集まる血、手俣よりて成りませる神の名は、闇淤加美の神。次に闇御津羽の神。
かれここに神産巣日御祖の命に白し上げしかば、「こはに我が子なり。子の中に、我が手俣よりきし子なり。かれ葦原色許男の命と兄弟となりて、その國作り堅めよ」
「では、水とというのは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水と
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その夜は寝てもただ一目見し森の少女の恋しくも、夢に見え、幻となりて時々目に浮ぶのである。何処の者ぞ……名は何と云うぞ。してその姿のしくも華奢やかに装いつるかな。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
木々の葉風のしく光る。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
唯もう途方にれて、これは一処に死ぬより外は無いと、その時にさう念つたんで御座います。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
貴方は大方赤樫に言ふと有仰つたら、震へ上つて私ががりでも為ると思召すのでせうが、私驚きも恐れも致しません、ろ勝手なのですけれど、赤樫がそれは途方にれるで御座いませう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
堅庭は向股に蹈みなづみ、沫雪なすして、稜威の男建、蹈みびて、待ち問ひたまひしく、「何とかも上り來ませる」と問ひたまひき。
「我はしき友なれ二七こそ弔ひ來つらくのみ。何ぞは吾を、穢き人にふる」といひて、御佩の十の劒を拔きて、その喪屋を切り伏せ、足もちてゑ離ち遣りき。
イロいウモがアかく
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ウロいウモがイクく
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ウロいウモがイクく
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ウろいウろいまっ黒い
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大分あつなつた。拙宅疊替なり。書齋をかへる時は大騷ぎ中川先生と今一人を手傳にたのみたいと思ふ 艸々不一
竹籔さんにれました。それで手桶れ、とつて呉ました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
土方楠左より長(州)及時勢被聞取の上
林氣𤸇多く、木氣多く、岸下の氣多く、石氣力多く、嶮岨の氣多く、谷氣多く、丘氣狂多く、陵氣多く、衍氣仁多く、暑氣多く、寒氣壽多くなどと説いて居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ちゃんと打合せが出来ていたものと見え、すっかり着飾ったベッシェール夫人は芝居の揚幕の出かなんぞのように悠揚と壁にってある庭の小門を開けて現われた。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しわれはとはふ。幼児き、ち、つて、これを曝物に、憐愍悪人どもが世間にある。さればこそこの幼児等て、心配いたすのだ。
祠と云ってもその祠は巨大なサイプレスの幹をり抜き、僅に人工を加えたもので、一見自然木と変りが無いが、併し正面の扉を開けると、その向うに人間なら五六人を入れる
心塵身ひとしくともに濯はうと
春と修羅 第三集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
東京にいづれも一二勸工場あり、入口出口にす、牛込勸工場出口入口同一なり、「だから不思議さ。」といてればらぬこと。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
百両の金が何でるか知らぬがあれ程の悌順女を金にらるゝ者と思うて居る貴様の心がさもしい、珠運という御客様の仁情半分汲めたならそんな事わずに有難涙びそうな者。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
……、五、、六、の七ツの孔は、人間の五情の言葉と両性の呼吸ともいえよう。懐竹抄を読んだことがあるだろう
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みてはしりうるはしく四書五經角々しきはわざとさけて伊勢源氏のなつかしきやまと明暮文机のほとりをさず
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おゝ、は形無し、か、去りて明存し‥‥だな、廣太郎は、白い飛沫をあげて降りつゞけてゐる雨のうつたうしさを眺めて肚のなかから佗しさの溜息を吐いてゐた。
濡れた葦 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
と一々わしく説明しける内に十分間余を過ぎて中より香ばしき匂いの漏れける。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「それでも可いさ。然しれやうか、嗣子ぢやないかい」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
雑銘を読めば、より、[#「箠」は底本では「※」]、等に至る、各物一々に日新の銘にりて、語を下し文をす、反省修養の意、看取すべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
面白いもので、何でも世の中は遠慮する程損な事はないが、街を歩いても此方が大威張で眞直に歩けば、る人も、徠る人も皆途を避けてくれる。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
三六九 比丘よ、此の舟をめ、水出でなば容易に行かん、貪と瞋とを斷たば汝は涅槃に到らん。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
町外れから、曲りねった路や、立木の暗い下を迂路ついて、与平治茶屋まで来た。ここで水を飲もうとすると、犬が盛に吠える、「誰だあ、やい」戸の中から寝ぼけ声が聞える。
雪中富士登山記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
一念ここに至るに、文三はも折れ気もじけてそして胸膈がる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「もののふの八十をとめ等がみまがふ寺井のうへの堅香子の花」、巻十九(四一九三)に、「ほととぎす鳴く羽触にも散りにけり盛過ぐらし藤浪の花」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
慈眼めぐらし数珠りて
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
つたか……おや/\貴方きましたな。乞「ひましたが、んなになりました。 ...
暫くの内に汝が父の冤家がここへ来る、白衣を跣足で頭に紫巾をき、手に一巻の文書をる者がそれだ。その人はれ時にこの庁に入って証問さるるはずだ。
敵娼はいずれもその傍に附き添い、水をんでやる、掛けてやる、善吉の目には羨ましく見受けられた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
カタリとも言わず……あまつさえ西洋の、ひしとあり、として、と、る、強い、湿っぽい、重くるしい薬のが、形あるのようにと来て、時にヒイヤリと寝台を包む。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
解禁後爲替相場は四十九の一かは四十九の三であらうから、これにらぶれば一つて
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
みそには茶碗へ一まれた。夕方つてから三雨戸て、のない提灯つて田圃えて墓地つた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
難民は腹のちい連中のことをぶすくさ言う。
(新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
宮は楽椅子を夫に勧めて、煖炉べたり。今の今まで貫一が事を思窮めたりし心には、夫なる唯継にかくふるも、なかなか道ならぬやうにてからず覚ゆるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「遅かったなあ兄弟」中でごろごろしている仲間の者たちがしくいうと、寒空にされてきた赤ら鼻をべるように炉へ向ってみこんだ二人の手下は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
番舍の火にばり
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
「他に何がある、生活うためさ」
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
傷は大抵つ着いて了つた。さあ、明日あたりはこちらの目が開けられますかな。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
浪人しても己を呼び出しちゃア頼む/\と云ってはくれる鼻薬に、つい目がれて、粟田口國綱も己が手引をして盗ましたのだ
答うもののあらざるを見て、遠山金之助えかねたか、してずッと入った。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ともかく眼の前の大山を登った、石片が縦横にげ出されている、しかし石と石とは、漆喰にでもッつけられたようで動かない、いずれも苔がべッたり覆せてある、太古ながらの石の一片は
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
デモ母親は男勝りの気丈者、貧苦にめげない煮焚の片手間に一枚三厘の襯衣けて、身をにして掙了ぐに追付く貧乏もないか、どうかこうか湯なりなりを
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
われはこれ はしの女王
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
前足皆白い馬を、後足皆白きを、前右足白きは啓、前左足白きは、後右足白きは、後左足白きはなどなかなか小むつかしく分別命名しある。わが邦も毛色もて馬を呼ぶに雑多の称あり。
糜竺は東海のというところの人で、先祖以来、貨殖の道にけているので、家には巨万の財をたくわえていた。
勲章やレールでふれたドテッ腹
鶴彬全川柳 (新字旧仮名) / 鶴彬(著)
舀他一勺亦何妨 一勺むにげん〕
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
蟋蟀堂にあり、歳にそれれぬ 国風
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
長くねった皴折の白い衣は、幾十回となく起伏を重ねて、凹面にはデリケートな影をよどませ、凸面には金粉のような日光を漂わせ、その全体は、単純一様に見えながら、部分の曲折、高低
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
累「坊が蚊にわれて憫然でございますから、何卒それだけはお釣り遊ばして」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
らがにもせ」
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
妻のは、羅生門の鬼の腕を思わせる。しがみついていた良人の衾は引き剥がれ、まろくしていた背も、こッち向きに、引っり返されて。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔ながらの松明覚束なき光に見廻はせば、寡婦らしの何十年に屋根は漏り、壁は破れて、幼くて引き取られたる頃に思ひらぶれば、いたく頽廃の色をぞ示す
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
俊男は其のしい頭が氣にはぬ。また見たところ柔和らしいのにも似ず、案外理屈ツぽいのと根性の太いのがい。で、ギロリ、其の横顏をめ付けて
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
たとい涸るることあるも自家には決して痛痒なき財源を有するものなり。すでにこれを有す。あにいずくんぞこれをむに遅疑せんや。ゆえに吾人は断言す。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それに鉄漿の跡がある。で半七は断定した。「鉄漿をつけた或る女が、手拭の端を口でわえ、それで子供を絞殺したのだ」
半七雑感 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その目が素晴らしく大きく鼻と額とっ着いての毛がさり達筆にれ、ドロンとした目をしてこちらを見ている所をこっちから見ると
神は自然の法則に勝つ能わざるか、或は祈祷は無益なるものなるか、或は余の祈祷に熱心足らざりしか、或は余の罪深きが故に聞かれざりしか、或は余を罰せんがためにこの不幸を余にだせしか
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
森のなかにはいのちのしきちからが織りなした無数の驚異が秋の夕の星のやうに漂ふてゐるかも知れない。
沈黙の扉 (新字旧仮名) / 吉田絃二郎(著)
天の石位を離れ、天の八重多那雲を押し分けて、稜威別き道別きて一〇、天の浮橋に、浮きじまり、そりたたして一一竺紫日向の高千穗のじふる一二天降りましき。
「酒にらい酔って、弟の頭の上で、歌をうたった。踊りを踊っていたじゃないかっ。……馬鹿っ、この馬鹿」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
既に楚辞にも、秋菊の落英をふ、とある位だ。
菊 食物としての (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
び——飢え——
鶴彬全川柳 (新字旧仮名) / 鶴彬(著)
重なり合い折れている雑草の上をすんだ空気が、飄々と流れ、彷徨うのを鈍い目で追跡し、ヤッと手を伸ばせば、その朽草の下の、月の破片
自殺 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
東西僧堂にてる大きなを鳴らす音。それを合図に教団の人々左右より出で来り、二列に内庭に立つ。再び金鈴の音ありて後居室の扉開く。正面に釈尊、定印を結び思惟の膝を組み居る。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ワグネルが『タンホイゼル』の第三、『フアウスト』歌劇中のローマンマーチ、さてはかの名高き『ウヰルヘルム・テル』の管絃楽『ローヘングリン』の花嫁の進行曲もありき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)