“思召”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぼしめ65.9%
おぼしめし28.9%
ぼしめし2.2%
ぼしめ1.7%
おぼしめす0.7%
おぼしめさ0.2%
おぼし0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「未熟者の拙者、も人にお教え申すことなどは、出来ませぬが、折角の思召しを辞するは却って失礼、宜しかったら型だけにても」
おもかげ抄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
以て申上るに中納言綱條卿は如何思召けん伊豆守はさせよ越前守ばかり書院へ通せとの御意にて越前守を御廣書院へ通し伊豆守殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すべて神様のお思召さ。おれは、わるくないんだ。けれども、前生に亭主を叱る女か何か、ひどく汚いものだったために、今その罰を受けているのだ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
宿命を、意志でもって左右できると、わしはまで信じていたが、やっぱり、どこかに神のお思召しというものもあるらしい。ポローニヤス。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
「殊ニ身ニシムヤウニ聞ユルハ、御謀反ノ志ヲモ聞セ給フベケレバ、事ノナラズモ覚束ナク、又ノ対面モ如何ナラムト思召御胸ヨリ出レバナルベシ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
分與へし所數月無實の罪にて入致し居し段不便思召れ且つ至孝の者に付苗字帶刀差許す樣領主へ仰付らる之にて村役の儀は前々之通り心得べし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
神様もこの無理からぬ思召めされたか、くお引受けしてくださいました。