“無理”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むり99.4%
もり0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六ではまだはりたなくつてもいゝといふのはそれは無理むりではない。しか勘次かんじいへでおつぎの一かうはりらぬことは不便ふべんであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それでは魔物まもの不承知ふしようちぢや。前方さきちつとも無理むりはねえ、るもらぬもの……出来でき不出来ふでき最初せえしよから、お前様めえさまたましひにあるでねえか。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
薄穢けりアそれでえよ、本当に呆れて物が云われねえ、いやなら何も無理もりに女房になれとは云わねえ、わしの身代が立派れっぱになれば、お前さんよりもっと立派れっぱ女房にょうぼを貰うから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)