“むり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無理95.2%
夢裡1.8%
夢裏1.2%
1.2%
0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでは魔物まもの不承知ふしようちぢや。前方さきちつとも無理むりはねえ、るもらぬもの……出来でき不出来ふでき最初せえしよから、お前様めえさまたましひにあるでねえか。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
夢裡むりに見る風景は作者が明治三十年代頃に見馴れた千駄ヶ谷附近田園の描写である。)
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
覚えたり、夢裏むりのたましひ。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ここ産落うみおとされては大変と、むりに行李へ入れて押え付けつつ静かに背中から腰をさすってやると、い気持そうにやっと落付いて、暫らくしてから一匹産落し、とうとう払暁あけがたまで掛って九匹を取上げたと
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
おとこは、これをってかえれば、むらのものたちが、みんなにやってくるとおもって、その時計とけいって大事だいじにしてむりかえりました。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)