“撫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
82.5%
なで5.1%
4.4%
なだ3.5%
さす2.2%
0.6%
0.4%
パット0.3%
いたは0.1%
さず0.1%
(他:5)0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“撫”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語15.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ねえや、こえ、こえ。)といいながらだるそうに手を持上げてその蓬々ぼうぼうと生えた天窓あたまでた。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
象牙ぞうげのおはしを持ってまいりましょうか……それでのどでますと……」婆やがそういうかいわぬに、
碁石を呑んだ八っちゃん (新字新仮名) / 有島武郎(著)
晃 (納戸を振向く)衣服きものでも着換えるか、髪などなでつけているだろう。……ふすま一重だから、背戸へ出た。……
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ものうい稽古唄や物売の声につれて、狭間ひあわいの風が窓から流れ入って畳の上に投げ落した横顔をなでる心地好さ。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
州の南門、黄柏路こうはくろというところにたん六、詹七という兄弟があって、きぬを売るのを渡世としていた。
その間、南条と五十嵐は、関守の案内を待たず、無遠慮に、庭をめぐり、碑面をし、塔の文字を読もうとしたりなどしています。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
平次はお秀をなだめ乍ら、やうやく散つて行く往來の人や、茶代を置いて、つまらなさうに出て行く店の客人を眺めやります。
平次は少し道學先生めきました。お秀のいきり立つたのをなだめて、ガラツ八の間の惡い立場を救ふためだつたのでせう。
姉が息苦しくって、受答えが出来かねるので、脊中せなかさすっていた女が一口ごとに適宜な挨拶あいさつをした。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それによると、女は長い事胃腸病で困つてゐたが、あるの夢に若い男が来ておなかさすつて呉れた。
穢れを移す人形とは即、モノ形代カタシロ天児アマガツなどの名によつて呼ばれるものである。
雛祭りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人間の形代なるハラへのモノは、少々意味が変つて居る。別の物に代理させると言ふ考へで、道教の影響が這入つて居るのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『お前だったか、私は、私は……』と胸をすって居ましたが、そのあいだも不思議そうに僕の顔を見て居たのです。僕は驚ろいて、
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
しかし私をすった時の嫋かな手付きを考えて見るに男のようには思われない。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
目的地に着いて初々しい静子の透き通るやうなくゝり顎のあたりを、軽くパットしてやりたくて
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
軽くパットしてやりたくて
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
おつぎはねむをこすりながらしく/\いて與吉よきちよこにして背中せなかたゝいてはいたはりながらいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
のびをした手で腕をさずりながら
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
彼は、三郎兵衛が、赤子の咽喉に、手をかけて、掴み殺さんばかりの有さまを見て、われ知らず、狂い果てた相手をだまして、かたきの子をわが手に抱き取りはしたものの、そして、西も東もしらない、頑是がんぜなく
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
なぜて見る石の暑さや星の影 除風
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
ならぶななどの大木をり出した見事なものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
神功皇后が小山田邑の斎宮に入つて、自ら斎主となり、武内宿禰に琴をカキナらさせ、烏賊津イカツ使主オミ審神者サニハとして
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
貴剣サダメシ御鍛養ゴタンヨウ被存候ゾンゼラレソウロウ、貧生マタイササ鍛腕タンワンシテマカリアリ候
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)