呪言の展開 一神の嫁 国家意識の現れた頃は既に、日本の巫女道では大体に於て、神主は高級巫女の近親であつた。併し、其は我々の想像の領分の事で、而も、歴史に見えるより新しい時代にも、尚村々・国々の主権者と認められた巫女が多かつた。 神功皇后は、 …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日本文学 |
初出 | 「日光 第一巻第三、五、七号」1924(大正13)年6、8、10月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約57分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間35分(300文字/分) |