“告”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
72.4%
つげ10.3%
4.6%
2.3%
2.3%
つぐ1.7%
まを1.1%
こく0.6%
ごう0.6%
0.6%
(他:6)3.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生せんせい、こんなすずめのをお教室きょうしつってはいるのです。」と、六ねん山本やまもとが、げました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
びとを帰したお政は、いささか気もおちついたものの、おちついた思慮しりょが働くと、さらに別種べっしゅ波瀾はらんが胸にわく。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
老人夫婦らうじんふうふわかれげつつ、民子たみこかりにも殘惜のこりをしいまで不便ふびんであつたなごりををしんだ。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
◯進んで八節において「もし我ならんには我は必ず神につげもとめ、わが事を神に任せん」という、これヨブの信仰の不足を責めた語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
『記』に由って考うるに、この肥長比売は大物主神の子か孫で、この一件すなわち品地別命がかの神のつげにより、出雲にかの神をいついだ宮へ詣でた時の事たり。
「ところがね、同窓會に出たのも、みんなに袂別をつげるつもりだつたらしい。細君の話によると、此の一週間ばかり、のべつに親類や友達のうちを訪問してゐたさうだ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
下毛野しもつけぬ安蘇あそ河原かはらいしまずそらゆとぬよこころれ 〔巻十四・三四二五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
おのもおのものりたまひへて後に、その妹にりたまひしく、「女人をみな先立さきだち言へるはふさはず」とのりたまひき。
かつて、山神のやしろ奉行ぶぎょうした時、うしとき参詣まいりを谷へ蹴込けこんだり、とった、大権威の摂理太夫は、これから発狂した。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今彼去らんとすと聞き、その婦これにいて、君も見送りに往って礼物を貰うがよい、上げたのはわずかの物だが先方は憶え居るだろといった。
王大臣にうたは、我智馬の力に由って勝ち来ったに、馬死んでより他に侮られ外出さえ出来ぬ、何所どこかに智馬がないか捜して来いと。
その歌は、「この路に錦まだらの虫あらば、山立姫にひて取らせん」。
祝詞の名は、奈良に入つて出来たもので、唯此までもあつた「」なる神事の座で唱へる「のりとゴト」に限つての名が、漸くすべての呪言の上におし拡められて来たのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三津郷……大穴持命の御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子の哭く由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カシコみと らずありしを。み越路コシヂの たむけに立ちて、妹が名りつ(万葉巻十五)
お町はハラ/\して其の儘寝る事もなりませずうちに、カア/\と黎明しののめつぐる烏と共に文治郎は早く起きて来まして、
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼の親達は常に出入でいりせる鰐淵わにぶちの高利貸なるを明さざれば、静緒は教へられし通りをつぐるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
カア/\と黎明しのゝめつぐからす諸共もろとも白々しら/\が明けはなれますと
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
とき賈雍かよう從卒じうそつ、おい/\といてまをしていはく、かしらあるこそさふらへ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
加茂明神に御暇おいとままをして仁安三年秋の初め、塩屋の薄煙りは松を縫ふて緩くたなびき、小舟の白帆は霧にかくれて静に去るおもしろの須磨明石を経て、行く/\歌枕さぐり見つゝ図らずも此所讚岐さぬきの国真尾林まをばやしには来りしが
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それならわたしは、畢竟党から撰ばれて、若手検事の腕利きといふ この青年を対ごうに、社会一般教育のため、こゝへ来たとも云ひ得やう。
疑獄元兇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「ああそうでござんしたか。今笊組の連中が、この先の小桜屋へ五、六人連れで来ているところ……であの首尾をらせに、こッそり一座を抜けて来たものですよ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうですよ。昨夜チラとその悪相談を小耳に挟んだので、どうかしてお前さんにらせて上げたいと、種々手を廻して、やっと尋ねあてたのが紀州屋敷。聞けばこの頃は毎晩のように、賭場へ顔を見せるというので、明るいうちから隣部屋で待ち兼ねていたのでござんす」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おまへの緑の髮の毛の波は、貝のが斧のときしらせると、眞紅しんくまる。すぎしかたを憶ひだして。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
此神使はかの花水をたまふ事を神より氏子へのり給ふの使つかひ也。
声がらでは、どうも、今日、途中まで迎へに出た、白髪の郎等が何かれてゐるらしい。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その喜びをもうさんため、神棚に燈火みあかしを点じようとして立った父が、そのまま色をかえて立窘たちすくんだ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
52 人に犬姓を与へた、播磨風土記の例(ノリ〔つげだらう〕首)
漂著石神論計画 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
——謹ンデ静夜ヲ仰ギ、アキラカナル天心ニモウス。北極元辰ゲンシンモマタ天慈ヲ垂レ地上ノタンヲ聞キ給エ。亮ノメイヤ一露ヨリ軽シトイエドモ任ハ万山ヨリ重シ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)