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『芋粥』
ふりがな文庫
『
芋粥
(
いもがゆ
)
』
元慶の末か、仁和の始にあつた話であらう。どちらにしても時代はさして、この話に大事な役を、勤めてゐない。読者は唯、平安朝と云ふ、遠い昔が背景になつてゐると云ふ事を、知つてさへゐてくれれば、よいのである。——その頃、摂政藤原基経に仕へてゐる侍の …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1916(大正5)年9月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
告
(
ふ
)
蹲踞
(
そんきよ
)
滴
(
しづく
)
漸
(
やうやく
)
殴
(
たた
)
与
(
あづか
)
怖々
(
こはごは
)
提
(
ひさげ
)
大饗
(
だいきやう
)
完
(
をは
)
下
(
しも
)
侍
(
さむらひ
)
最
(
もつとも
)
行潦
(
みづたまり
)
狼狽
(
らうばい
)
悉
(
ことごとく
)
残少
(
のこりずくな
)
蔑
(
さげ
)
午餐
(
ひるげ
)
露
(
あらは
)
抛
(
はふ
)
襖
(
あを
)
辺
(
ほとり
)
幸
(
さいはひ
)
乾
(
ひ
)
二宮
(
にぐう
)
京童
(
きやうわらべ
)
柄
(
つか
)
相伴
(
しやうばん
)
杯
(
さかづき
)
立
(
たて
)
侍所
(
さぶらひどころ
)
俄
(
にはか
)
倒
(
さかさま
)
驚愕
(
きやうがく
)
内子
(
こごもり
)
沾
(
うるほ
)
凡
(
およそ
)
類
(
たぐひ
)
疎
(
まばら
)
呆然
(
ばうぜん
)
土器
(
かはらけ
)
悪戯
(
いたづら
)
如何
(
いかが
)
恪勤
(
かくごん
)
学生
(
がくしやう
)
忝
(
かたじけな
)
御覧
(
ごらう
)
嵩
(
かう
)
差支
(
さしつかへ
)
躊躇
(
ちうちよ
)
尤
(
もつと
)
残肴
(
ざんかう
)
櫨
(
はじ
)
梢
(
こずゑ
)
桶
(
をけ
)
水干
(
すゐかん
)
氷魚
(
ひを
)
蔽
(
おほ
)
蕭条
(
せうでう
)
藍
(
あゐ
)
曹司
(
ざうし
)
洒落
(
しやれ
)
明
(
あか
)
数
(
すう
)
菊綴
(
きくとぢ
)
摂政
(
せつしやう
)
蠅
(
はへ
)
揚
(
あが
)
揉
(
もみ
)
所謂
(
いはゆる
)
褪
(
さ
)
慌
(
あわただ
)
舅
(
しうと
)
言伝
(
ことづ
)
御意
(
ぎよい
)
潺湲
(
せんくわん
)
越前
(
ゑちぜん
)
跨
(
またが
)
広量
(
くわうりやう
)
凛々
(
りんりん
)
唇
(
くち
)
哄笑
(
こうせう
)
雉子
(
きぎす
)
生得
(
しやうとく
)
青鈍
(
あをにび
)
司
(
つかさ
)
可笑
(
をか
)
畢
(
をは
)
畢竟
(
ひつきやう
)
顰
(
しか
)
痒
(
がゆ
)
仄
(
ほのか
)
万乗
(
ばんじよう
)
上
(
かみ
)
空
(
から
)
鷹揚
(
おうやう
)
相槌
(
あひづち
)
伴人
(
ともびと
)
目
(
ま
)