“驚愕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうがく78.1%
おどろき13.4%
きやうがく4.5%
びつくり1.5%
おどろ0.5%
サープライズ0.5%
きようがく0.5%
びっくり0.5%
びつく0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっともそれは子供心にそういう風に受け取ってしまったのかもしれないが、とにかくそれは当時の私には驚愕きょうがくに近いものであった。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
聞けば聞くほど、お種は驚愕おどろきの眼をみはった。夫が彼女のもので無くなったばかりでなく、嫁まで彼女のものでは無くなりかけて来た。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
卯平うへいくぼんだしかめるやうにした。勘次かんじ放心うつかりした自分じぶんふところものうばはれたほど驚愕きやうがく不快ふくわいとのもつ卯平うへいとおつたとをた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
のぞきし處全く大橋文右衞門に相違なきゆゑ御免ごめんなされと云ひながら内に入しが互ひに顏を見合みあはせ驚愕びつくりなしヤア貴殿は新藤市之丞殿貴方は大橋文右衞門樣と云ふに女房にようばうも市之丞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼方かなた山背やまかげからぞろ/\とあらはれてたが、鐵車てつしやるやいな非常ひじやう驚愕おどろいて、奇聲きせいはなつて、むかふの深林しんりんなかへとせた。
代表作は聖譚曲オラトリオ「創造」「四季」、それに百に余るシンフォニーのうちから「驚愕サープライズ」「軍隊」「告別アブシート」「オクスフォード」などが挙げられるだろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
はたして如何いかなる驚愕きようがく恐怖けうふとを※國ばんこく海軍社會かいぐんしやくわいあたへるであらうか。
それは子供の時分のことですが、この頃はまた、すこしの音響ものおとにも驚愕びっくりするくせが付き、そして明るい光線を見るのが非常な苦痛です。体は至って壮健じょうぶですが、全体に痛みを覚えます。
誰? (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
丁度私は俯いて答へてゐましたのに卓を打つ音に驚愕びつくりして顔を上げると法官の顔が凄い様なんですの。私はじつと其顔を見てゐました。
獄中の女より男に (新字旧仮名) / 原田皐月(著)