いえ01 (上)01 (じょう)
橋本の家の台所では昼飯の仕度に忙しかった。平素ですら男の奉公人だけでも、大番頭から小僧まで入れて、都合六人のものが口を預けている。そこへ東京からの客がある。家族を合せると、十三人の食う物は作らねばならぬ。三度々々この仕度をするのは、主婦のお …
作品に特徴的な語句
いか おしまい 可憐あどけな はえ 混雑ひとごみ わたくし 動揺ごたごた まぎらわ 背負おぶわ はぐ 容貌おもばせ おろ 阿爺おと 少許ちと すず つづ 彼方あそこ くわ はや ことわり 平常しょっちゅう 化粧おつくり つづら 尋常あたりまえ 醤油たまり まわり 温和すなお ばさみ じか くね 一切ひときり こご 父親おとっ ゆす 周囲そこいら 容子しな ほっぺた 肉叉ホオク なけ 混雑こんがら うずも そら はず つく から だる 何処どちら のん 微笑えみ ところ かか うっ きちがい むすび 忍耐こらえしょう 恍惚ほれぼれ はな ふや あた じじ けん ふか 径路みちすじ 動揺ぐらつ 引剥ひっぺ いら とぼ まざ しまい 熟視みつめ まず 不可いけない さま 結合むすびつき よぎ やさし 方法やりかた 日常しょっちゅう つう かたわ 引籠ひっこ かぶ 強飯おこわ たった あた 普通あたりまえ 洒落しゃらく おまけ まる はま おっしゃ 交換とりか
題名が同じ作品
家:02 (下) (新字新仮名)島崎藤村 (著)
(旧字旧仮名)長谷川時雨 (著)