“終”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つい24.5%
しま20.9%
11.4%
つひ10.4%
しまい4.2%
をは4.1%
おお3.8%
おわ3.2%
おわり2.7%
しまひ2.5%
をはり1.7%
はて1.3%
1.2%
1.0%
おは0.8%
0.8%
しも0.4%
おはり0.3%
おほ0.3%
しめ0.3%
0.3%
をふ0.3%
をわ0.3%
おしまい0.2%
じま0.2%
はね0.2%
みな0.2%
をへ0.2%
ツイ0.1%
いち0.1%
おえ0.1%
おさ0.1%
おしまひ0.1%
おわっ0.1%
おゝ0.1%
しめえ0.1%
しゅう0.1%
0.1%
にしておわる0.1%
0.1%
をはら0.1%
をわり0.1%
エンド0.1%
ジユウ0.1%
セーサ0.1%
ツヒ0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵の出で来るを恐れては勿々軍はなるまじ、その上に延々とせば、横山攻落さるべし。但し此ほかに横山をけんあるべきや。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
痛い所へさわられた様な気がしたんだね——君の話を中途でめさせてったが、今、おれは、その同じ疑いに悩まされているのだ。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
少年は、いつものように、いっぱいのしてうたったのです。やがて、うたいわると、それをっていたように、はたから
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)
主人も行くがいいと勸め、我々兩人もたつてと言つたのだが、はそれよりも自宅で寢て居る方がいいとか言つてに行かなかつた。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
そうしてには店が引けると直ぐに帰って参るようになりました。お蔭で意見一つ申上げないのに主人の身持が直ったのでございます
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
御存知高等女學校卒業以上程度入學せしめるので、女子普通教育はまづつたものとなければなりません。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
「そんな筈はないお父さまの生涯をその為に潰してもきっと捜し当てて見せる。それでもお前はどこかに隠れせるだろうかね。」
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
いやいや、めがあればりのあるものだ。まれたものはぬにまったものだ。これは人間まったでしかたがない。
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そういわれれば誰でも面会のへ来たことに気がつくものである。臼井青年は、いい足りなさそうな顔付で、その部屋を出て行った。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
には、あの蓮華寺のお志保のことまでも思ひやつた。活々とした情の為に燃え乍ら、丑松は蓮太郎の旅舎を指して急いだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
有爲轉變の世の中に、只〻最後のきこそ肝要なるに、天にき人に離れ、いづれれぬをば、何處までしまるゝ一門の人々ぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
べて神聖る。われらがはこのに、このわがに、わがしい言葉にも宿つていらせられる。
彼その言葉をへしとき、あたりに一の聲ありていふ。おそらくは汝それよりさきに坐せざるをえざるなるべし。 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いには円陣までもが身動きもならぬほどに立込み、大半の者は足踏のままに浮れけ、踊りけていた。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
未明食事をりて出立し又水流る、無数の瀑布を経過して五千五百呎のに至れば水流き、源泉は岩罅より混々として出で
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
……十五の時に国の中学の三年がんで直ぐ東京へ遣つて来て、あつち、こつちの中学を漂泊したさ。
「この藪医者。貴様のお蔭で俺は死損のうたぞ。地獄か極楽へ行くつもりで、香奠を皆飲んでうた人間が、この世に生き返ったらドウすればええのじゃ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
真理は我と我の家族より大なり、決心実行あらん教会復興むべし、れなからん乎、復興はまでつもらざるべし。
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
すべきにあらざるをつて、いて、前夫飛脚つて曳出すとともに、足許いて、哀求す。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
えの方へもってきてよ、それ、お前がおはこの歌を書いてあらあ、花は散れども春は咲くよ、鳥は古巣へ帰れども、行きて帰らぬ死出の旅、今あの歌が聞えます、あの歌は
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其夜十一時過ぎ若竹がねてぞろ/\と人の出る中に十風夫婦と三藏とが居る。「塀和さん行き度くは無いの?」と三丁目の角を曲る時に細君は笑ひ乍らいふ。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
かの偉大なる釈迦は、「天上天下唯我独尊」を主張しせたばかりで、あれ程の者になつたのではないか。
親孝行 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
石鏃製造るに悉皆固着されしにはあらずして、餘分の物は種々の入れ物にかれしものと見ゆ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「もう一度私もあんな涙を零してみたい——」とお杉も笑って、乾いた口唇をすようにした。「アアアア、こんなお婆さんに成っちゃだ……年を拾うばかしで……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
陣十郎の行衛結局知れず……知れずいになろうもしれませぬ……わしにとっては無念至極ではござるが、澄江殿にとってはその方が
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こんなのを薄暗い処を通って段々見て行くと、最後に人形が引抜きになって、人間が人形の胴の内に入って目出たく踊ってになるというのが多かったようです。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
むやうなだが、が一もと旅亭主人んでいてると、果然! 主人まではせず、ポンと禿頭いて
しませう』とつて海龜銅鑼聲で、『おりな、二人とも、それでるまで、一言でも饒舌つてはならない』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
長星アリ、赤クシテ。東西ヨリ飛ンデ、孔明ノ軍営ニ投ジ、三タビ投ジテタビル。ソノ流レ来ルトキハ光芒大ニシテ、還ルトキハ小サク、ウチ一星ハチテ還ラズ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大變にお靜な方。ゐなさるのかゐなさらないのか分らないくらゐよ。ちよい/\そこいらを往き來してる人は、あれはおから附いて來てる女中さんかい?」
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
あえて他の能力の発育をかえりみるにいとまなく、これがために業成り課程をて学校を退きたる者は、いたずらに難字を解し文字を書くのみにて、さらに物の役に立たず、教師の苦心は
文明教育論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私はこの雪の山を見めにして、もう山の湖に別れなければならない。楢の落ち葉は、アルプの雪とともに、ながく夢に通うことであろう。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
今の家内が三番目の女の児を産んだ時、えゝお末とけてやれ、お末とでも命けたらに成るか、斯う思つたら——どうでせう、君、直にまた四番目サ。仕方が無いから、今度は留吉とした。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
必竟何も知らずに夢中でこの事が仕舞た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
首尾よくしせてくれたら、大将の首を五つ六つ取ったよりも大きな手柄であると思うぞ、これこそ無二の忠義であるぞ
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それでも虫を堪えて居りやんしたが、に殺すべいとするから、家出をすれば其の跡へ原丹治親子が乗込んで来て、鹽原の家は潰れてしまうのは知ってはれど
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
妓輩の主人生時は貴人とを成すが、一旦命すれば最卑民中にすらまるを許されず、口に藁作りのませ、死んだ時のままの衣服で町中引きずり
には脚絆草鞋とを穿にはうてる。えず背後にがさ/\とつてがした。土手かられてへ/\とつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しかし、秋蘭の眼は澄み渡ったまま、甲谷の笑顔の前を平然と廻り続けて踊りがんだ。——歌余舞みし時、嫣然巧笑。去るに臨んで秋波一転——。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
れしと云もぬに重四郎成程金兵衞親方が殺されたと云は聞たれ共人の云事實正とも思はざりしが夫なら彌々人手られしかは知しかと聞に掃部ば其事に付貴殿へ助太刀
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
美登利ゆゑとなくかしきひにての一ざしにれてしく姿をめでけるが、くともなしにけの信如がしの學林かへぬべき當日なりしとぞ(
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小宮君は若子さんの手を取って立ち上る。若子さんというんだ。映画の『』を思い出させるような恰好になるから、にいるものは当てられる。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
人間浮生ナルヲツラツラズルニ、オホヨソハカナキモノハ、コノマボロシノゴトクナル一期ナリ、——てれくさくて讀まれるものか。べつなのを讀みませう。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
此の種類の罪を處置するには最初からまで僧伽の集會が必要であるから「サングㇵーディセーサ」と云ふのである、前に引用した毘尼母經第七に擧げた四種の説明中
婚姻の媒酌 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)
悠々タル行路——とやか!
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
此集、ニ雄略舒明両帝ノ民ヲ恵マセ給ヒ、世ノ治マレル事ヲ悦ビ思召ス御歌ヨリ次第ニテ、今ノ歌ヲ以テ一部ヲ祝ヒテヘタレバ、玉匣フタミ相ヘルアリテ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)