“止”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
30.7%
18.2%
17.7%
とど15.3%
とま3.4%
とゞ3.3%
とどま3.1%
2.8%
どま0.7%
とめ0.6%
(他:68)4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“止”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)31.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語25.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
天下の形勢を見るより外はないといふ、つまり箱根から向う、碓井から先は、むを得ずんば打捨うつちやる覺悟であつたので
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)
かれは気を励まして、本なんぞに追随するのをめて、まだ手馴れていない批判的態度に出てみるのも面白かろうと考えている。
絵端書が済んで、しばらく世間話をした後で、岡田とお兼さんはまた来ると云って、母や兄がめるのも聞かずに帰って行った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また、あお海辺うみべつらなる電線でんせんまって、うみほうていたこともあります。
つばめの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それで書生さんの下村さんと内野さんとがとても素敵なの。そりゃいい男なのよ。あら、そんな事いうなら、もう話をすわよ。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
笑うてやらっしゃりませ。いけ年をつかまつって、貴女が、ね、とおっしゃったをせばいことでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのうちにクリストは、埃と汗とにまみれながら、折から通りかかった彼の戸口に足をとどめて、暫く息を休めようとした。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
と、孫策は、馬上から槍をのばして、樊能を突き殺し、干糜の胸板にもとどめを与えて、さッさと味方の陣地へ入ってしまった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
枯芝かれしばあえにいゝゝゝゝえゝ、はあえ、とまるうえ、てふ/\のおゝゝゝゝえ、はあ、ありやがあゝゝゝゝえ、え
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
新吉が怖いとも怖くないともグッと息がとまるようで、だ無茶苦茶に三尺の開戸ひらきど打毀うちこわして駈出したが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さても清風せいふうきて不淨ふじやうはらへば、山野さんや一點いつてん妖氛えうふんをもとゞめず。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雨水うすいとゞめためておく餘裕よゆうがなくなり、つただけの雨水うすいいちどにながくだつて
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
捺染物なせんもの綿めんネルやまた家具の如きも、産額は大きなものでありますが商品にとどまるというだけであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
セエラは紳士の家にとどまらなければならぬ、ミンチン先生のところへは、カアマイクル氏が行って、話して来るというのでした。
みちいそ人々ひとびとなかには、まって、じっとみみをすます青年せいねんがありました。
青い草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あのあおはなんだろう?」と、ふいに義夫よしおは、まって、おそろしそうに、ささやきました。
ある夜の姉と弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
レイモンドは梯子を駆け降りて、大きな客間へ駆け込むと同時に、敷居際に釘づけにされたようにぴたりと立ちどまった。
「どうしたんだんべ、おとつゝあ」おつぎは隙間すきまからあかりをにはかどまつていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一人の大将の家来が、或る街の処刑場しをきばの獄門の下を通りかかるとおい/\と家来を呼びとめるものがありました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
かげではつめあかほどのことをとめひとりでぶつ/\としてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
富「誠に幸いな処へ駈付けました、どうか水飴を召上る事はおとゞまりを願います、決して召上る事は相成あいなりません」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
イヤ、こゝたゞ一人いちにん特別とくべつわたくしとゞまつたものがあつた。
女中なら「御馳走様」位でおやめになるところが、お正は本気で聞いている、大友は無論真剣に話している。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
十日でも二十日でも留められて、引出されゝば入費にゅうひが掛ると思って、只私の親切を二十両に買っておくんなさりゃア、是で博奕はやめるから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
行末が案じられる、盆画なんぞよしにして手習をしてくれと、そこで発心をなすったんだが、なあにもう叩き止めッちまうがうごす。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
亥之助ゐのすけなにきまりをるがつて其樣そのやうものはおよしなされとふし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それいかりののしりやまざれば約々せわ/\しく腹立はらたつことおおくして家の内静ならず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
何をか調実の物と言ふ、マホメット説けり、釈氏説けり、真如と呼び、真理と称へ、東西の哲学者が説明を試みてやまざる者即ちこれなり。
最後の勝利者は誰ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
徳川氏三百年の治世の下に遊廓の勢力甚だ蔓延したりしも、亦たやむを得ざる事実なり。
ただ、その内容とは全然無関係な発表の形式方法にだけ、やむを得ない虚偽が混っていた訳であるが、それもタッタ今、真実の形に訂正して、君に報告してしまったばかりのところである。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ただこれにりて欲するままの夢をも結ぶに似たる快きを覚ゆるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
小杜こもりの蔭に潜んでのぞきいると、暫時して妍華超絶ただに別嬪どころでなく、真に神品たる処女、多人数諸方より来り集い、全く露形して皎月こうげつ下に身を洗う。
考えるまでもない、手取てっとり早く有体ありていに見れば、正にこれ、往来どめ
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
読書界も、急に落着おちつきを失い、或いは方向転換をしたり、或いは廃刊や出版どめがあったりして、それ等のことはどっちかいうと意味なく騒ぎをきおこし、そして拡大した。
ぢつとそこに、トマつて居るのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぢつとそこに、蹈みトマつて居るのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
又、ひたとむ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
又、ひたとむ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
幾先云ふ、只だ是れ君が記得熟す、故に五月を以てまされりと為すも、実は然らず、だ六月と云ふも亦た豈に佳ならざらんや、と。
又想ふに、彼は決して自らとがむるところなど有るに非ずして、だそのせい多羞シャイなるが故のみか、未だ知るべからず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
されば男は此処にその呼びとむる声を聞きその寄添よりそふ姿を見る時は、過ぎし昔の前兆を今又目前に見る心地して、その宿命に満足し、犠牲に甘んじて、冷き汚辱をじよくの手を握り申侯。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
この一段にいたりて、かえりみて世上の事相をれば、政府も人事の一小区のみ、戦争も群児のたわむれことならず、中津旧藩のごとき、なんぞこれを歯牙しがとむるにらん。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それがニチャニチャとやすみなしにチューインガムを噛んでいる。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
頭をもたげて見れば、岸近くかいやすめたる舟人あり。
わだの源と天の戸閉塞とぢふさがりて天よりの雨やみぬ。ここに於て水次第に地より退き百五十日を経てのち水減り、方舟はこぶねは七月に至り其月の十七日にアララテの山に止りぬ。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
ひそかに部屋の戸を開きて外にいづれば悽惻せいそくとして情人未だ去らず、泣いて遠国につれよとくどく時に、清十郎は親方のなさけにしがらまれて得いらへず、然るを女の狂愛の甚しきにかされて、遂にその誘惑に従はんと決心するまでに至りし頃、うちより人の騒ぎいでたるに驚かされてやみぬ。
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
與吉よきちはおつぎにかれたので、おつぎの目がまだうるうてるうちにやんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やんぬるかな
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「しツ! かつしやい。馬鹿言ふぢやない。お前がたの今言つてたやうな事が、あの若旦那の耳へ入りでもしたら、」と、その隣に並んで同じ労働しごとに従事してゐた三番目の男が、前の二人をたしなめるやうに言つて、その会話に加つた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
先ずこのがやがやが一頻ひとしきりむとお徳は急に何か思い出したようにたって勝手口を出たが暫時しばらくして返って来て、妙に真面目まじめな顔をして眼をまるくして、
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
從つて内に抑へて外に出ささぬから、艮にとどむるの訓がある。
「このような者にとどめを刺す迄も御座るまいて……」
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
然し、それは取立に骨が折れるので御座いましてね、ああしてとんと遊んでおいでも同様で、飜訳ほんやくか何かすこしばかり為さる御様子なのですから、今のところではどうにも手の着けやうが無いので御座いますわ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
はなむかつて玉音ぎよくおんもてあそべばうぐひすねをとヾめてふしをやまなびけん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
六三ろくさ此金これとヾめず、重々ぢゆう/\大罪だいざいくびおふせらるヽともらみはきを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)