“江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
60.0%
こう26.7%
5.0%
かう1.7%
ごう1.7%
みず1.7%
カウ1.7%
コウ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山中さんちううらにて晝食ちうじき古代こだいそつくりの建場たてばながら、さけなることおどろくばかり、斑鯛ふだひ?の煮肴にざかなはまぐりつゆしたをたゝいてあぢはふにへたり。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「水陸の両軍は、こうに添って徐々南進の態勢にあります。呉を図らんとする以外、どこへあの大量な軍勢の向け場がありましょうや」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其について思ひ起すのは、友人永瀬七三郎君が、北河内サンクチ(野崎の近辺)に住んだ頃、こもろいと言ふ形容詞をよく耳にした。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しら鷺の羽ばたく程のあえかなる川波立つれ老松らうしようかう
友人が其の故を問うと、久作曰く、「我れ且てごう州に遊んで常に遠藤と親しむ、故によくその容貌を知っている。遠藤戦いある毎に、必ずさきがけ殿しんがりを志す、故に我必ず彼を討ち取るべし」
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、ばかり意気揚々、みずを渡って、この日征途に立ってしまった。——がしかし、これはやはり悪い前兆であったとみえる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……林ニウテ起リ、山ニウテ富ミ、水ニウテオコリ、コウウテトドマラム。……四グウノ変転ハ身ニ持テル宿星ノゴウナリ。魯智深、まずは生きるままに生き、行くがままに行け」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)