“山中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまなか40.6%
さんちゅう26.1%
さんちゆう13.0%
さんちう5.8%
やまじゅう4.3%
やまぢう4.3%
やまんなか2.9%
ヤマナカ1.4%
やま1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九州の窮介、吉野の山中の片栗というような本場ものでやると、料理も完全なものになる。そんな葛も築地の珍味店に行くとある。
琥珀揚げ (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
その褐色に黒い斑紋のある胴中は、太いところで深い山中の松の木ほどもあり、こまかいは、粘液で気味のわるい光沢を放っていた。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
騎兵大隊長夫人變者があつて、でも士官けて、になると一人で、カフカズの山中案内者もなく騎馬く。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
山中にて晝食古代そつくりの建場ながら、なるくばかり、斑鯛?の煮肴をたゝいてふにへたり。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はだかった胸と、わになった両脚を吹く涼しい風を感じながら、遠く近くからに聞こえて来るツクツク法師の声に耳を傾けていた。山中の静けさがヒシヒシと身にみ透るのを感じていた。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
折角御越やさかい、山中しましたがほか見附りまへなんので、とす」
茸の香 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「去年の十二月、来たんですが、山中から、はア出て来たもんだで、為体が分らないでえら困りやした」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
轟々の音をたてて走る。イマハ山中、イマハ、イマハ鉄橋、ワタルゾト思ウ間モナクトンネルノ、闇ヲトオッテ広野ハラ、どんどん過ぎて、ああ、過ぎて行く。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
借金が出来る、田地は段々にの物になる、旦那今ま此の山中で、自分の田を作つて居るものが幾人ありますかサ、——其上に厄介なものがありますよ、兵隊と云ふ恐ろしい厄介物が
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)