“士官”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかん40.0%
しくわん20.0%
オフィサー20.0%
オフィサ10.0%
オフイサア10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
騎兵大隊長きへいだいたいちょう夫人ふじん変者かわりものがあって、いつでも士官しかんふくけて、よるになると一人ひとりで、カフカズの山中さんちゅう案内者あんないしゃもなく騎馬きばく。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
騎兵大隊長きへいだいたいちやう夫人ふじん變者かはりものがあつて、いつでも士官しくわんふくけて、よるになると一人ひとりで、カフカズの山中さんちゆう案内者あんないしやもなく騎馬きばく。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
が、士官オフィサーはただ冷やかな笑みを口許にうかめているのみで、いっかな通じようともせぬ。見送り人は続々と下船して銅鑼どらはいよいよ身近く鳴り響いてきた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ほかに、僕を「一体誰だフウダ・ヘル」した無電技師は、士官オフィサらしく船尾を往ったり来たりしていた。こつ・こつ・こつ。Again, こつ・こつ・こつ。鉄板の跫音あしおとと自分の重大さに彼は酔っていたのだ。
何でも、二三人は、士官オフイサアなぐられたやうでした。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)