“士官等”の読み方と例文
読み方割合
しくわんら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかにも年少ねんせう士官等しくわんら軍刀ぐんたうつかにぎめて、艦長かんちやう號令がうれいつ、舷門げんもんほとり砲門ほうもんほとり慓悍へうかん無双ぶさう水兵等すいへいらうでさすつてる。
艦長松島海軍大佐かんちやうまつしまかいぐんたいさ濱島武文はまじまたけぶみ其他そのた同席どうせきの二三士官等しくわんらは、凛々りゝたるおもて微笑びせううかべて、たがひかほ見合みあはとき軍艦ぐんかん」の右舷うげん左舷さげんには、うしほはなたまみだれて、かん速力そくりよくぶがやうであつた。
いましも、後部甲板こうぶかんぱん昇降口しやうかうぐちよりあらはれて、一群いちぐん肩章けんしやうなみたせたる年少ねんせう士官等しくわんらかたりながら、しづかに此方こなたかゝる二個ふたりひと——軍艦々上ぐんかん/\じやうにはめづらしき平服へいふく姿すがた一個ひとり威風堂々ゐふうどう/\たる肥滿ひまん紳士しんし