“樣”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
やう41.5%
さま40.2%
ざま8.5%
さん6.1%
よう3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝお前樣まへさま何故なぜそのやう聞分きゝわけてはくださらぬぞとあさましく、たがひのおもひそはそはにりて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一躰いつたいこのしま如何いかなるしまだらう、見渡みわたところ隨分ずいぶん巨大きよだいしまやうだが
小六ころくはこれ以上いじやう辯解べんかいやう慰藉ゐしややうあによめ言葉ことばみゝしたくなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どうかしてあまりにおくれるとから草刈籠くさかりかごさかしま脊負せおつて、あるけばざわ/\とやう
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
第十 常居ゐま濕氣しめりけすくな日當ひあたりよくしてかぜとほやうこゝろもちし。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
されどいへ、汝はこれを己が財布の中につや。我即ち。然り、そをさまに何の疑はしき事もなきまで光りてまるし。 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
パリス 今朝けさかほうれしさをば、ひさしう待焦まちこがれてをったに、此樣このやうさまようとは!
に一はおことわりがつねのものなり、それをなんぞや駄々だヾさま御機嫌ごきげんとり/″\
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これだけあらした權現臺ごんげんだいは、其後そののち幾變遷いくへんせんして、以前もとさまられぬ。
はづかしいことだが、今でも、こんなあさましい身と成り果てた今でも、己は、己の詩集が長安風流人士の机の上に置かれてゐるさまを、夢に見ることがあるのだ。
山月記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
「さうだ、まつたすね。わるくすると、明日あしたあめだぜ‥‥」と、わたしざまこたへた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
私は初めて勝利を感じましたね。『好い氣味だ。ざまを見ろ。とう/\自分の爲た事をすッかり反古ほごにしてしまやがつた。』と斯う思ひました。
反古 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
して日頃より文傳へする冷泉が、ともすれば瀧口殿を惡しざまに言ひなせしは、我をさそはん腹黒き人の計略たくみならんも知れず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
身體からだはきれいでもつらよごれた、ざまろ。おかげで草鞋わらぢ穿かせやがる。」
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宗助そうすけ樂々らく/\火鉢ひばちそば胡坐あぐらいて、大根だいこんこうものみながら湯漬ゆづけを四はいほどつゞけざまんだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『まあ、左樣で御座いますか!』と一層驚いて、『私もあの、其家そこへ參りますので……渡邊さんの妹さんと私と、矢張り同じクラスで御座いまして。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
母親はゝおやあやしき笑顏ゑがほをしてすこてばなほりませう、いつでもきまりのわがまゝさん
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ほんまにお月さんいふものは寂しゆおまんな。あてら平生はゆるゆるお月さんを見る事もあらへんが、斯うして見てゐると、お月さんいくつ、十三七つと子供の頃に歌つた事なんぞ思ひ出しまんな。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
『まだ。今日か明日歸るさうだ。吉野さんがゐないと俺は薩張さつぱり詰らないから、今日は莫迦に暑いけれども飛出して來たんだ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
正太は大人らしうかしこまりて加減が惡るいのですかと眞面目に問ふを、いゝゑ、と母親怪しき笑顏をして少し經てばなほりませう、いつでも極りの我まゝさん、嘸お友達とも喧嘩しませうな
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かような根本こんぽん相違そういがあるうへに、器械きかい大抵たいてい地面ぢめん其物そのもの震動しんどう觀測かんそくするようになつてゐるのに
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ことほうべにしたようになつて呼吸こきうせわしくなる。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
火山地方かざんちほう地下熱ちかねつ利用りようなどもあることだから、使つかようによつては人生じんせい利益りえきあたへる時代じだいもやがて到着とうちやくするであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ついむ、めばむほど心配しんぱいする。なんことアねへ態々わざ/\心配しんぱいしてたさにようなもんで一盃いつぱい一盃いつぱいかさなれば心配しんぱいかさなつて
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
みぎよう次第しだいであるから、著者ちよしや結論けつろんとしては、地割ぢわれに吸込すひこまれるような現象げんしようは、わがくににては絶對ぜつたいおこらないといふことに歸着きちやくするのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)