“時代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じだい67.9%
ときよ10.3%
とき9.0%
トキヨ5.1%
ころ2.6%
じぶん2.6%
ジェネレエション1.3%
ペリヲデー1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千九百二十四年、すなわち大正十三年に、彼はにました。これで一時代じだいが終わったといわれるほど大きな事件じけんでありました。(訳者)
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
江戸時代えどじだいのあの時分じぶんから、東京とうきょうのこの時代じだいいたるまで、また、いくねんをたちましたでしょう。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
終生しうせいてつその目的点もくてきてんたつせんとつとむるが如きは不信仰ふしんこう時代じだい行為こうゐなりき
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
朝井玄龍が聲を掛けると、二人の女はハツと顏を擧げました。わけても母親の時代ときよの燃える眼が、この高名な御用聞の、やゝ冷たい顏に釘付けになります。
いかに時代ときよが違うとは言いながら昔の人はなぜそんなに潔く自分の身を忘れて、世間のために尽すというようなことが出来たのであろう。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
「だが、これも時代ときよ時節じせつというもの、そのうちにはまたいいこともめぐってきましょう。あまりきなきな思って、あなたまで煩わぬようにされるがようござりましょうぞ」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
私はときどき、あの先生は私のように子供の時代ときがなかったのか、あの先生のいまの心と、私のおさな心とがどうして合うものかとさえ思った。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「いや広言ではない。時代ときこそくだるが、わが柴家さいけは天子のえいだ。しかも証拠の丹書鉄券おすみつきも伝わっている」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゐられる時代ときではないのです。
酒場にて (新字旧仮名) / 中原中也(著)
此はもう、自身や、自身のオヤたちが、長く覺え傳へ、語りついで來た間、かうした事に行き逢はうとは考へもつかなかつた時代トキヨが來たのだ、と思うた瞬間、何もかも、見知らぬ世界に追放ヤラはれてゐる氣がして、唯驚くばかりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
此はもう、自身や、自身のオヤたちが、長く覺え傳へ、語りついで來た間、かうした事に行き逢はうとは、考へもつかなかつた時代トキヨが來たのだ、と思うた瞬間、何もかも、見知らぬ世界に追放ヤラはれてゐる氣がして、唯驚くばかりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
此はもう、自身や、自身のオヤたちが、長く覚え伝へ、語りついで来た間、かうした事に行き逢はうとは、考へもつかなかつた時代トキヨが来たのだ、と思うた瞬間、何もかも、見知らぬ世界に追放ヤラはれてゐる気がして、唯驚くばかりであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この時代ころのお茶の水といえば、樹木と藪地と渓谷たにと川とで、形成かたちづくられた別天地で、都会の中の森林地帯であった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その時代ころは又、村に相応な旅籠屋はたごやも三四軒あり、俥も十輛近くあつた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
もっともこれは私共の若い時代じぶんの事で、今は若い者が学校に行きますお蔭で皆、賢明りこうになりましたけに、そげな馬鹿はアトカタもうなりました。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ちょうどこの時代じぶん——この篇、連載の新聞の挿絵さしえ受持で一座の清方きよかたさんは、下町育ちの意気なお母さんの袖のうちに、博多の帯の端然きちんとした、襟の綺麗な、眉の明るい、秘蔵子の健ちゃんであったと思う。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……もちろん、梓さんの罪ではない。……要するにあまりあたしたちをほったらかしすぎるからいけないんだ。あたしたちの時代ジェネレエションにてんで眼を向けようともしないのがいけないんだわ。……学校を出さえすれば、あとは嫁にやってしまうだけなんだから、せいぜい勝手なことをさせて置くさ。
し小説界の明治廿一年以前を春のや支配の時代ペリヲデーとなし、廿二年を北邙、美妙、紅葉支配の時代となさば、明治廿三年はおそらくは鴎外、露伴二氏支配の時代ならん。
舞姫 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)