“とき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トキ
語句割合
30.3%
17.2%
11.9%
6.3%
3.1%
時刻2.7%
2.2%
鯨波2.2%
時間1.6%
土岐1.5%
1.3%
1.2%
1.2%
淡紅1.1%
1.0%
朱鷺1.0%
1.0%
季節0.7%
0.7%
時代0.7%
0.7%
瞬間0.6%
時機0.6%
妬忌0.5%
時期0.5%
時節0.5%
0.5%
0.4%
吶喊0.4%
0.3%
0.3%
0.3%
水紅0.3%
0.3%
動悸0.2%
0.2%
0.2%
当時0.2%
時日0.2%
時音0.2%
桃花鳥0.2%
機会0.2%
0.2%
時報0.1%
食事0.1%
桃花猫0.1%
ヶ時0.1%
0.1%
0.1%
刻限0.1%
十寸0.1%
喊声0.1%
場合0.1%
婚期0.1%
富木0.1%
0.1%
微紅0.1%
拍子0.1%
斎糧0.1%
斎食0.1%
0.1%
時分0.1%
時勢0.1%
時季0.1%
時際0.1%
時鳴0.1%
晴紅0.1%
杜祺0.1%
機時0.1%
歳月0.1%
秒刻0.1%
0.1%
0.1%
薄赤0.1%
0.1%
長鳴0.1%
須臾0.1%
鶏鳴0.1%
齋飯0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柱時計は、カッタ、コット、カッタ、コットと、たゆまずをきざんでいましたが、きなれているので、かくべつにつきません。
風七題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれどそれが、いつも半日かわずか二タ遅れだった。かくてついつい幾日かを釣られて歩き、徐寧はいやが上にも、ついていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十四五人が、を上げて、走り上ると、敵は、周章てて、塀の中へ、隠くれてしまった。そして、銃声が、硝煙が、激しくなった。
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
近年、我が日本において、都鄙上下の別なく、学問の流行すること、古来、未だその比を見ず。実に文運降盛のと称すべし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「おそらくは、由緒あるお山のご高徳でいらせられましょう。ぜひ、一のおなと差上げて、ご法話でも伺いたいと申されますが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時刻ちまするので、ただ居てはと思召して、婆々に御馳走にあなた様、いろいろなものをお取り下さりますように存じます、ほほほほほ。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
河の殆ど中央にる巨岩に思うさま衝き当って、の声と共に水烟を揚げてうねり狂って行くが、すぐ右に曲って絶壁の間に身を潜めている。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
勢い戦場には丸腰で、只鯨波の声の数だけに加わるような始末である。それも昂じて他人の財産を賭けて、争うに至ったと云う。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
早く申せば旨くもねえものをこんなに数々とりはせぬぞ、長居をして時間し、食いたくもない物を取り、むだな飲食をしたゆえ代は払わんぞ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そのうちには、土岐弾正少弼頼遠、二階堂下野ノ判官行春などという者がいた。どっちも歴々な武家だった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
碧く晴れた空にならぬときに色づいた此処の柿だけが、風鈴の赤い硝子玉のやうにくつきりと浮んでゐた。
蔭ひなた (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
いひ出してはいづれ小半と、澄も今はお園の手前『おお忘れてゐた、夕刻までに、行かねばならぬ処があつた』
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
と、その矢先、壇上の一角に闇が破られて、一本の燐寸の火が、階段を客席の方に降りてきた。それから、ほんの一であったが、血が凍り息窒まるようなものが流れはじめた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
白の洋装で髪をお垂下にし、丈の長い淡紅色のリボンをめかしながら力漕をつづけているのは、うかたなく彼の少女であッた。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ほろぼすところにっておるのじゃ! さればこのたびの汝の所業は、神のへの裏切りじゃぞ! ……許さるるあるまいぞよ! ……日夜念々神の怒り
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
生は桜色と朱鷺色との中間ぐらいの淡紅色で、この種のものの中で一番感じがよい。乾燥したものはいくぶん代赭色に近い。
くちこ (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
楽隊は進行曲を奏し出す。見物の群集はを上げる。響きと色彩と人の顔とが入り乱れている雑沓の間をそろそろと自動車は動き出した。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
暑い/\八月も中旬になつた。螢の季節も過ぎた。明日は陰暦の盂蘭盆といふ日、夕方近くなつて、門口からいだ声を立てながら神山富江が訪ねて来た。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
が、自分の髪を入髪なしにほぐして、その緋の袴と擦れ擦れに丈に余るってのは、あのばかりだと云ったもんです。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いや広言ではない。時代こそるが、わが柴家は天子のだ。しかも証拠の丹書鉄券も伝わっている」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我もミノタウロのしかするを見き、彼をみてよばゝりていふ、走りて路を得よ、彼狂ふにくだるぞ善き 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ところで一方葉末さんとしては、満二十歳になった瞬間、ぜひ誰かと結婚しなければならない。もしその時結婚すれば、財産は葉末さんと琢磨氏とで、折半をして取ることが出来る。
怪しの館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ええ業腹な、十兵衛も大方我をそう視て居るべし、とく時機の来よこの源太が返報仕様を見せてくれん、清吉ごとき卑劣な野郎のしたことに何似るべきか
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
理財にもけ、落合にある病院などもうまくやり、理知と世才に事欠くように見えなかったが、内実は、悪念のさかんな、妬忌と復讐の念の強い、妙にげた陰鬱な性情らしく
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
然しね、そんな場合になつたからと云つても、自分の心さへ確固してゐたら、また如何とかならうから、そしたら常々お前の言つてたやうに豪くなる時期が來んとも限らん。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
冗費を節して、の産を積んで、まさかの時節に内顧ののないようにするのは、そらあ当然さ。ねエ浪さん。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
華嚴宗らしくもない近代的なの饗應にあづかつた後で、私は經庫の拜觀を申し出た。經庫はアゼクラ式で、小さいながらも陳列はよく整理されてあつた。
奈良二題 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
長いあいだ家へ寄つきもしない壮太郎の代りに、家に居坐らせるため、植源を出て来て、父の手助に働かせられていたお島は、兄につけられて、その時ふいと旅に出る気になったのであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
りつ狂いつ地を一呑みにし、喇叭の声鳴り渡るも立ち止まる事なし、喇叭の鳴るごとにハーハーと言い、遠くより戦闘をぎつけ、将帥の大声および吶喊の声を聞き知る
第七 窖蔵ノ氷雪夏月鳥魚諸肉ノ敗餒ヲ防ギ水漿ヲ冷ヤシテ収儲クコトヲ得イハユル氷雪冬時コレヲ蔵シ夏時コレヲ開キ食肉ノ喪祭賓客用ヒザルコト無シコレ輔相調爕ノ一事トコレナリ
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
召連れ領主役場の腰掛へ參りし九助は爪印に成とて腰掛のの中に居し故實は下役人へ少の贈物を致し其人の心入にて腰掛の小で此世の暇乞
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
の火だ。鴾の火だ。もう空だってくはないんだ。
若い木霊 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
薙刀のき刃のように、たとえば片鎌の月のように、銀光を帯び、水紅して、あまる鳥の翼を見よ。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
良辰佳会古難並 〔より並び難し
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
と新九郎は動悸めく胸を隠すような声で、やっと訊き返した。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うわッ」と、を上げて攻めかかりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
わが越ゆる古街道の和田峠あたらしき白樺しげる
二人の女歌人 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
あの当時の唄にそのままです。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ウルピノ聖人つたに、から色々口碑のあるで、船旅時日ばねばならぬものはありません、凶日旅立つた屹度災難出逢ひますよ。
外を通る護謨車のベルの音が二三度鳴ったから、遠くで鶏の時音をつくる声が聞えた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
桃花鳥は蛇を常食とするため、時々卵に異状を起し、蛇状の子を生む。
「与兵衛を討つのはこの機会だ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……“時報”を盗んで食っちまうような小盗……公徳心のない乞食野郎……そういう人物は梁山泊へ入れたくない
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うんにゃ。この鶏は、ただの鶏とはわけが違う。時報といって、狂いなく五更を告げるんで、この界隈での共同の物になっているのだ。さあ生かして返せ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どの面さげてお食事に出たり、お寺のソースをたいらげたりできますかい? とても恥ずかしくって、そんなことはできませんよ、失礼します!
『まるで何事もなかったように、しゃあしゃあとしてお食事へ出ようとしていやがる!』こうの中で考えた。『鉄面皮即カラマゾフ的良心だ!』
次に鶏肋として存じて置きたい一話は、蘭軒が猫を愛したと云ふ事で、そのつた所の桃花猫と呼ばれた猫の伝さへ口碑に遺つてゐる。これより伊沢氏桃花猫の伝に入る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
毛色が白にを帯びてゐた。所謂桃花鳥色である。それゆゑ名を桃花猫と命じた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
逢魔ヶ時という海の夕暮でした。ぼくは電燈もつけず、仄暗い部屋のなかで、ばかばかしくもほろほろと泣いてみたい、そんな気持で、なんども、そのい歌声をきいていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「初めは私等の室の十二、三人のものが逃走しようという相談をきめて、運動に出た時に、ワアァとの声をあげたんです。」
続獄中記 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
比隣のワラキア人はやはり翼とあり、焔と疫気を吐く動物としおる由を言い、てふ巨人に係る昔話を載す。
そうして刻限をきざむ音にちいさい耳をてた。白い肌をもつ時計には卵黄色に曇った電燈のあかりが、光をやや弱めながら近づいていた。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
山三郎は此の馬を見まするとい白馬だ、白馬と申しても濁酒とは違います、実に十寸もある大馬で、これに金梨地の蒔絵の鞍を置き、白と浅黄の段々の手綱
真っ黒な人馬の横列が、喊声をあげて、関ヶ原の中央を掃きながら、此方へ殺到して来るのだった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは重大のことですが」レザールはにわかに重々しく、「エチガライさんが来られた場合の閣下の態度はどんなようでしょう?」
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まだその頃は女子生るとも父の恐れとならざりき、その婚期その聘禮いづれもえざりければなり 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
日蓮は一時難を避けて、下総中山の帰衣者富木氏の邸にあって、法華経を説いていた。
してにこの稿を了らむとするに当り、僅か三週の間なりしとは云へ、我が半生に於ける最大の安慰と幸福とを与へたりしかの陋苦しき四畳半が
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
葉の茂みの軟かさにもあるのだろうが一つは微紅色をした房花に、少女として自分の膝元に育て上げていた時分の福慈の女神の可憐な瞳の面かげを見出していたのではあるまいか。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いうにもお前が全盛な花魁だから、中々ゆる/\話してることが出来ないじゃないか、少し話しかけると廻しに出ていくしさ、おばさんが迎いに来るかとおもえば、また拍子で出られるしよ
これはわたくしの家の掟でございまして、その折には四季に食べるお斎糧を小者にかつがせ、腐らぬ漬物などを用意してまいります。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
斎食のしたくはいいか」
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
を以てする時はお内義さまいつもお内義さまでは陰中に陽をずして天理ず、をり/\はりて理屈をいはざれば家内ず、さればとて理屈牝鳥をつくれば
どうぞ御身を大事に遊ばして、必ず気をながくお持ち遊ばして、ね、決して短気をお出しなさらぬように——御気分のいい時分はこのをごらん遊ばして——私は東京に帰りましても
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
時勢時勢で、良人は滅多ににいませず、舅姑に良人の姉妹二人=これはあとで縁づきましたが=ありまして、まあ主人を五人もったわけでして、それは人の知らぬ心配もいたしたのですよ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
壁に寄せて古甕のいくつか並べてあるは、地酒が溢れて居るのであらう。今は農家は忙しい時季で、長く御輿ゑるものも無い。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
今は充分に此の身を自重せねば成らぬ時際だ、是から何の様な闘いに臨まねば成らぬかも知れぬ、毒蜘蛛の巣窟と云う蜘蛛屋へも行かねば成らぬかも知れぬ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
快活な同じ鐘の音は、の町からも聞こえて来た、牡鶏が村から村に時鳴き交すように。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
内側の方には白い縁のついた晴紅色の斑がある。そして此の花は五枚の小さな葉が輪になつたものへ真中から出てゐる。此の小さな葉もやはり花の一部分だ。
「狐狸の沙汰じゃ! 悪霊の惑わしじゃ! 一旦殺された市之丞殿が蘇生えって来る訳はない! ああこんな機時幻灯機械があったら、土牢の内を照らして見るものを!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なる歳月れども
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
秒刻は銀波を砂漠に流し
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
鬼怒川西の川尻では中山忠藏方におし入り拔身を下げてこは談判中、壬生の勢が來ると聞いて、曳いて來た馬にも乘らずにころび/\長塚の渡しまで來ると船が無い。うしろには、前は川。
天狗塚 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
朝枝は水っぽい花模様の単衣を着、薄赤色の兵児帯を垂らしているが、細面の頸の長い十六の娘で、その四肢は、佝僂のそれのように萎え細っていた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
然れども移り世異にして、いまだその事を行ひたまはざりき。
遠くでは鶏が長鳴をつくり、またすっかり寝しずまった市のどこかを、粗羅紗の外套にくるまった、どんな階級の、どんな身分の者か、それは知る由もないが
己酉(二十八日)……さらに日本乱伍中軍の卒を率いて進みて大唐の軍をつ。大唐、便ち左右より船をみてり戦う。須臾官軍敗績れぬ。水にきて溺死る者し。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
鳥屋といっしょにあった。牝鶏の馬を評する語に、——あれは鶏鳴をつくる事も、鶏卵を生む事も知らぬとあったそうだ。もっともである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
出かけたのは薄暗くなつてから、も——法事に行くなら、齋飯は向うで出るんだらう——と寅五郎に當てこすられて、空き腹を