“解”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
28.2%
わか23.1%
21.6%
ほど8.5%
ほぐ4.8%
かい4.6%
0.9%
とけ0.8%
0.8%
0.8%
とき0.7%
ほつ0.6%
0.5%
ほご0.5%
わけ0.5%
0.4%
わから0.3%
とく0.2%
げす0.2%
とい0.2%
とか0.2%
とけん0.2%
ひら0.2%
きこ0.1%
0.1%
どけ0.1%
0.1%
キイ0.1%
0.1%
トイ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なにがきたのだろうね。きっとおもちだろうよ。」と、母親ははおやは、小包こづつみなわいて、はこのふたをけました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二氏のごときはまさしくこの局に当る者にして、勝氏が和議わぎを主張して幕府をきたるは誠に手際てぎわよき智謀ちぼうの功名なれども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
よくはわからぬけれど、兄の言つて居る事が一一道理いちいちもつともな様に胸にこたへる。斯んな家に皆が一日も居ては成らぬ様な気が為た。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
「私は風邪ぐらいなら我慢しますが、それ以上の病気は真平まっぴらです。先生だって同じ事でしょう。試みにやってご覧になるとよくわかります」
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
手代はうなずいて、すぐ立ち去った。いよいよせない町人と、官兵衛はにらまえていたが、銀屋新七というその男には、少しも暗さが見えなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まさしく道庵先生の筆に違いないけれど、お絹はわざとらしくせないような顔をして、クルクルと巻いてしまい、それを女中に突き返すようにして、
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それに、めるやうな友染いうぜん縮緬ちりめんが、たんものをほどいたなりで、一種ひといろかゝつてたんです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「成程な……」と客人は一寸考へるやうな眼色を見せたが、暫くすると、徐々そろ/\荷物をほどいて、なかから立派な払子ほつすを取り出した。
見ればジルベールとボーシュレーとは組んづほぐれつの大挌闘、血塗れになって床の上を上になり下になって転々しておる彼等の衣服は血だらけだ。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
しかし、その時鑑識課員が姉妹の指紋を採りに入ってきたので、偶然緊迫した空気がほぐれて、一同はやっと一息くことが出来たのである。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
娘は何でこういう人に引き合されるのか、ちょっとかいしかねた風をしながら、きわめてよそよそしく叮嚀ていねい挨拶あいさつをした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こう思って見れば、これまで一自分の胸の上にかぶさっていた冷やかさ、何日も続いていた無情がかいせられないもののようになって来る。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
安倍誠之助はながい上体をおしのばして耳にてのひらをあてた。よく聞き取れなかった、——というより、きなおさなければからないつぶやくような言葉であった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
夜明けんとする一刻前の文様あやめかぬ夜の山を、肩にすがりつ縋られつ、二人の男女は辿たどって行く。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
戸障子としやうじすきよりも雪の気入りて坐敷ざしきにシガをなす時あり、此シガ朝噋あさひ温気あたゝまりをうくる処のはとけておつる。
やがて辛苦の結ぼれとけ濡苧ぬれおもつれの物思い、其色そのいろ嫌よと、ふさげば生憎あいにくにお辰の面影あり/\と、涙さしぐみて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「ほんに待兼ねていなさったえ。あの、笛の音ばかり気にしなさるので、私もどうやらめなんだが、やっと分ったわな、何んともお待遠でござんしたの。」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ロミオ いかにも……不幸ふしあはせふて、不運ふうんむわい。
露国の監視船に追われて、スピードをかけると、(そんな時は何度もあった)船のどの部分もメリメリ鳴って、今にもその一つ、一つがバラバラにぐれそうだった。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
清麿は、あらゆる苦痛が、体じゅうからぐれるような心地した。然し、意識はその体を、もう動かそうともしない。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日課として、源氏のみとときを教えている松琴尼は、文学には熱心なこの少女が、勉強の中途でこんな声を出したのは初めて見ることだったので、
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、自分の髪を入髪いれげなしにときほぐして、その緋の袴と擦れ擦れに丈に余るってのは、あのおんなばかりだと云ったもんです。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
込合へる人々のおもては皆赤うなりて、白粉おしろい薄剥うすはげたるあり、髪のほつれたるあり、きぬ乱次しどな着頽きくづれたるあり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
盲縞めくらじまの腹掛け、股引ももひきによごれたる白小倉の背広を着て、ゴムのほつれたる深靴ふかぐつ穿
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「頭の禿げた、よくふとつた中年者は、大喰ひだから、朝寢坊にきまつて居ますだよ、二階から降りる時だつて、帶ひろけて、眼やにだらけで」
あろう事か、めるはまだしも、しゃらけさして、四十歳しじゅう宿場の遊女おいらんどの
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし入り乱れて組んづ、ほごれつ戦ってるから、どこから、どう手を付けて引き分けていいか分らない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こんなことから話をほごし始めて、私たちは市中で昼食後の昼寝時間の過ぎるのを待った。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
さう叫びながら漁師たちはあわてゝ小舟を濱からおろした。わけのわからぬまゝに私も促されてそれに乘つた。二人は漕ぎ、一人はせつせと赤い小旗を振つてゐた。
樹木とその葉:03 島三題 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
そんな聲が列車の窓からした時、お葉はわけもなしに泣けて泣けて仕方がなかつた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
コレ臣ガマダカザルノ(戦袍センポウノ意)一ナリ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お身は、あの謎見たいないきさつを、さうるかね。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
女には幾分女でなければわからぬという点も前に申した通りでありましょうが、同じく「人」である女の大部分が男の方に解らぬはずはないでしょう。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
彼女あれは、どの位嬉しいかわからないところだ」とお種は三吉に言って聞かせた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
されば春の雪はとくるもはやし、しかれども雪のふかき年は春も屋上やねのうへの雪をほることあり。
されば春の雪はとくるもはやし、しかれども雪のふかき年は春も屋上やねのうへの雪をほることあり。
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
わけも申さずう申しては定めて道理の分らぬやつめと御軽侮おさげすみはずかしゅうはござりまするし、御慈悲深ければこそ縄までといて下さった方に御礼もよくは致さず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
支那人の頭は御存ごぞんじでしょう、三ツに分て紐に組ます、といても癖直しをせぬ中は此通りのくせが有ますもとからすえまで規則正しくクネッて居る所を御覧なさい夫に又支那人の外には男で入毛する者は決して有りません支那人は入毛をするのみならずそれたらねば糸を入れます、此入毛と云い此縮れ具合と云い是が支那人で無ければ私しは辞職します
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
が、父は要心のためだといって、今度は茶碗へとかした「熊の胃」を、京山の枕許へ持って来ていた。
曲亭馬琴 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
つまびらかとかんは駁雑くだ/\しければそのあみをもらせり。
しかれどもこほりてかたくなるは雪とけんとするのはじめなり。
しかれどもこほりてかたくなるは雪とけんとするのはじめなり。
白糸は帯の間より白縮緬ちりめん袱紗ふくさ包みを取り出だせり。ひらけば一束の紙幣を紙包みにしたるなり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さ、そのしらッこい、あぶらののった双ももを放さっしゃれ。けだものは背中に、鳥は腹に肉があるという事いの。腹からかっしゃるか、それとも背からひらくかの、」と何と
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうも可訝おかしい、絵が上手になりますように、踊が、浄瑠璃じょうるりが、裁縫おしごとが、だとよくきこえるけれども、小説は、ほかに何とか祈念のしようがありそうに思われる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「なにか、毒をす薬はないか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この通り、ト仕方で見せて、だらしなくつ拍子に、あの人もずるりと足を取られた音で、あとは黙然だんまり、そらどけがしたと見える、ぐい、ぐい帯を上げてるが陰気に聞えた。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
将軍はちらと表紙の名前に眼をやつたが、それだけでは何の本だかみ込めないらしく、中味を二三ペエジめくつてみて、やつと自分達にはとても解りさうにない本だといふ事だけが解つたらしかつた。
僕はすぐ、これは単純な種類のもの——だが、あの船乗りの頭には、キイがなければ絶対に解けないと思われるような
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
フタツマナコシュトイテ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)