“解”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
28.5%
わか23.1%
22.0%
ほど8.4%
ほぐ4.8%
かい4.4%
1.0%
0.9%
とけ0.8%
0.8%
(他:50)5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“解”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語18.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おびき、きぬぎ、板戸いたどうへいましめた、のありさまは、こゝにふまい。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
山桜やまざくらも散ってたけのこが出る四月の末、熊本城のかこみけたので、避難の一家は急いで帰途に就いた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
どうしてもわからないので、おれなどはまだ学問が足りないのだ、平家物語を註釈する程に学問が出来て居ないのだと言つて
一人の無名作家 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「その家の近いのがいけないのです。わたしにはよくわかつてゐるのです。わたしは家をもつと離れねば駄目だめなんです。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
この時余は眼をあげて、ちょと女の顔を見た。今結んだ口元には、かすかなる笑の影が消えかかりつつある。意味はせぬ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
米友は無言で何か反省を試むるような気色けしきでありましたが、なにぶんせない面色かおいろを拭うことができません。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
けれども今更鄭寧ていねいからげたかんじんよりの結び目をほどいて、一々中をあらためる気も起らなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勿論それによって、革紐がクルクルよじれてゆく。そして、それが極限に達すると、今度は逆戻りしながらほどけてゆくのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そしてほぐした髪の毛の先が触手の恰好に化けて、置いてある鉢から菓子をつかみ、その口へ持ってゆこうとしているのです。
橡の花 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
ここに臨むからにはと、死の座につくような気持でやって来たのである。そういわれても、にわかに二人の硬直はほぐれもしない。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御雛様おひなさまに芸者のきがないと云って攻撃するのは御雛様の恋をかいせぬものの言草いいぐさである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
石碑せきひおもてかいするには、だう閻魔えんまのござるが、女體によたいよりも頼母たのもしい。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
夜明けんとする一刻前の文様あやめかぬ夜の山を、肩にすがりつ縋られつ、二人の男女は辿たどって行く。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そのうちに大きくなったらかる事と思って、自分一人の秘密にしたまま、忘れるともなく次から次に忘れていた。
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
感情と理窟のもつった所をごしながら前へ進む事のできなかった彼らは、どこまでもうねうね歩いた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
清麿は、あらゆる苦痛が、体じゅうからぐれるような心地した。然し、意識はその体を、もう動かそうともしない。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このなだれとけるはじめは角々かど/\まろくなる、これ陽火やうくわの日にてらさるゝゆゑ天のまろきによる也。
実に世には理外の理というものが有るものだと、右の江原が折々に人に語って生涯その疑惑うたがいとけなかったとの事。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
乏しい様子が、燐寸ばかりも、等閑なおざりになし得ない道理はめるが、焚残もえのこりの軸を何にしよう……
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
事情ことがらめている。半ば上の空でいううちに、小県のまたながめていたのは、その次の絵馬で。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、自分の髪を入髪いれげなしにときほぐして、その緋の袴と擦れ擦れに丈に余るってのは、あのおんなばかりだと云ったもんです。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日課として、源氏のみとときを教えている松琴尼は、文学には熱心なこの少女が、勉強の中途でこんな声を出したのは初めて見ることだったので、
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
盲縞めくらじまの腹掛け、股引ももひきによごれたる白小倉の背広を着て、ゴムのほつれたる深靴ふかぐつ穿
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あれ程までにからんだ両人ふたりの関繋が故なくしてほつれてしまうはずは無いから、早まって安心はならん。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「頭の禿げた、よくふとつた中年者は、大喰ひだから、朝寢坊にきまつて居ますだよ、二階から降りる時だつて、帶ひろけて、眼やにだらけで」
あろう事か、めるはまだしも、しゃらけさして、四十歳しじゅう宿場の遊女おいらんどの
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし入り乱れて組んづ、ほごれつ戦ってるから、どこから、どう手を付けて引き分けていいか分らない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こんなことから話をほごし始めて、私たちは市中で昼食後の昼寝時間の過ぎるのを待った。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
さう叫びながら漁師たちはあわてゝ小舟を濱からおろした。わけのわからぬまゝに私も促されてそれに乘つた。二人は漕ぎ、一人はせつせと赤い小旗を振つてゐた。
樹木とその葉:03 島三題 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
そんな聲が列車の窓からした時、お葉はわけもなしに泣けて泣けて仕方がなかつた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
コレ臣ガマダカザルノ(戦袍センポウノ意)一ナリ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お身は、あの謎見たいないきさつを、さうるかね。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
女には幾分女でなければわからぬという点も前に申した通りでありましょうが、同じく「人」である女の大部分が男の方に解らぬはずはないでしょう。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
彼女あれは、どの位嬉しいかわからないところだ」とお種は三吉に言って聞かせた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
わけも申さずう申しては定めて道理の分らぬやつめと御軽侮おさげすみはずかしゅうはござりまするし、御慈悲深ければこそ縄までといて下さった方に御礼もよくは致さず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
支那人の頭は御存ごぞんじでしょう、三ツに分て紐に組ます、といても癖直しをせぬ中は此通りのくせが有ますもとからすえまで規則正しくクネッて居る所を御覧なさい夫に又支那人の外には男で入毛する者は決して有りません支那人は入毛をするのみならずそれたらねば糸を入れます、此入毛と云い此縮れ具合と云い是が支那人で無ければ私しは辞職します
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
が、父は要心のためだといって、今度は茶碗へとかした「熊の胃」を、京山の枕許へ持って来ていた。
曲亭馬琴 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
つまびらかとかんは駁雑くだ/\しければそのあみをもらせり。
白糸は帯の間より白縮緬ちりめん袱紗ふくさ包みを取り出だせり。ひらけば一束の紙幣を紙包みにしたるなり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さ、そのしらッこい、あぶらののった双ももを放さっしゃれ。けだものは背中に、鳥は腹に肉があるという事いの。腹からかっしゃるか、それとも背からひらくかの、」と何と
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうも可訝おかしい、絵が上手になりますように、踊が、浄瑠璃じょうるりが、裁縫おしごとが、だとよくきこえるけれども、小説は、ほかに何とか祈念のしようがありそうに思われる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「なにか、毒をす薬はないか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
されば春の雪はとくるもはやし、しかれども雪のふかき年は春も屋上やねのうへの雪をほることあり。
にはか湯火たうくわねつを以てあたゝむれば人精じんせい気血きけつをたすけ、陰毒いんどく一旦いつたんとくるといへどもまつたさらず、いんやうかたざるを以て陽気やうきいたれ陰毒いんどくにくしみくさる也。
しかれどもこほりてかたくなるは雪とけんとするのはじめなり。
この通り、ト仕方で見せて、だらしなくつ拍子に、あの人もずるりと足を取られた音で、あとは黙然だんまり、そらどけがしたと見える、ぐい、ぐい帯を上げてるが陰気に聞えた。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
将軍はちらと表紙の名前に眼をやつたが、それだけでは何の本だかみ込めないらしく、中味を二三ペエジめくつてみて、やつと自分達にはとても解りさうにない本だといふ事だけが解つたらしかつた。
僕はすぐ、これは単純な種類のもの——だが、あの船乗りの頭には、キイがなければ絶対に解けないと思われるような
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
フタツマナコシュトイテ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)