“黒塗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろぬり79.2%
くろぬ20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
染出そめいだしたる萌黄緞子もえぎどんす油箪ゆたんを掛て二棹宰領四人づつ次に黒塗くろぬり金紋きんもんむらさきの化粧紐けしやうひもかけたる先箱二ツ徒士十人次に黒天鵞絨に白く御紋ごもん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大連たいれんで夜間飛行の練習をやっていると、計器盤のある処にいているライトの光で、その黒塗くろぬりの計器盤に、じぶんの乗っている飛行機のうしろから
追っかけて来る飛行機 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かはいたゆみ黒塗くろぬりのえびらたか征矢そやが十七ほん、——これはみな、あのをとこつてゐたものでございませう。はい、うま仰有おつしやとほり、法師髮ほふしがみ月毛つきげでございます。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あめも、この黒塗くろぬりの馬車ばしゃけていきました。かぜも、くろのシルクハットをかぶって燕尾服えんびふく皇子おうじせた、この馬車ばしゃまぼろしはしっていきました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)