“着”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
40.6%
38.6%
ちゃく6.8%
3.0%
ちやく2.8%
つき1.5%
つい1.3%
つけ1.3%
つか0.8%
きせ0.4%
(他:14)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“着”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸33.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)20.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
久「お前のそばに芋虫のごろ/″\してはいられねえが、えゝ……簑虫みのむし草鞋虫わらじむし穿き、と」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それも自分じぶんつくろつて清潔きれいあらざらした仕事衣しごとぎ裾長すそなが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
実はうからいて居たのであるけれども、うちがまだきまらないので、今日けふ迄其儘にしてあつたのである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
またこのかんむりけてゐたひとこしのあたりには、金飾きんかざりのうつくしいおびがありまして
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
これをもって教育の本旨とするは当らざるに似たれども、人生発達の点にまなこちゃくすれば、この疑を解くに足るべし。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ここ一時間を無事に保たば、安危あんきの間をする観音丸かんのんまるは、つつがなく直江津にちゃくすべきなり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寝台ねだいタアブル、椅子の上へ掛けて沢山たくさんの古い舞台が並べられ、其れを明るい夕日がてらす。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
たよ。はんてんでみじかいズボンをはいて、くろいぼうしをかぶっていたよ。」と、その子供こどもはいいました。
朝の公園 (新字新仮名) / 小川未明(著)
武藏特有の肝つ玉のあつたことと、土地にちやくすると、つちの風にも化することはあげつらへない。
初かつお (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
肌着の上にちやくす、いろきぬの類、好によりていろ/\あらむ。袖は友染か、縮緬か、いづれ胴とは異なるを用ふ、裏なき衣なり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
木曾路きそじに入りて日照山ひでりやま桟橋かけはし寝覚ねざめ後になし須原すはら宿しゅくつきにけり。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つきになって四日目のこと、旦那様と御一緒に長野へ御出掛になりました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二時十五分漸く三宝さんぽう山の下まで辿りついたが右に下る道筋が容易に見付からないので、雪を掻いて地面を改めたりなどした。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
ヨシ来たとうので纜を引張たり柱を起したり、面白半分に様々加勢かせいをしてとどこおりなく下ノ関の宿について、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
コロボツクルの男子中はたして衣服をつけざる者有りとせばアイヌはじつに其無作法ぶさはふおどろきしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
銭穀せんこく取扱とりあつかひだけは全く予定した所と相違して、雑人共ざふにんどもは身につけられるかぎりの金銀を身に着けて、思ひ/\に立ち退いてしまつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
真蔵は直ぐ書斎に返ってお源の所為しょさに就て考がえたが判断が容易につかない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
四五分では、話のけりはつかないと覚ったろう。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遠くも無い寺まいりして御先祖様の墓にしきみ一束手向たむくやすさより孫娘に友禅ゆうぜんかっきせる苦しい方がかえっ仕易しやすいから不思議だ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
——起きて縄でもないてぇ、草履でもつくりてぇ、——そう思っても、孝行な息子達夫婦は無理矢理に、善ニョムさんを寝床に追い込み、自分達の蒲団ふとんまでもってきて、きせかせて、子供でもあやすように云った。
麦の芽 (新字新仮名) / 徳永直(著)
ビングが北斎伝出版の計画はかくの如くゴンクウルの先鞭せんべんつくる所となりしがため中止するのやむなきに至れりといふ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「勝手にしろ。山を降りれば何かあるに相違ない。何かに付いておりれば、どこかの村につくきまっている。汝等なんじらごとき懦弱漢はかえって手足てあしまといだ。帰れ帰れ」と追い帰し、重い荷物は各自分担して、駄馬のごとく、背に負い、八溝山万歳を三呼して廃殿を立ちでた。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
と、つかれてきたはねにバサバサとちからめて、ひつかうとするけれど、ラランのやつはさつさとさきびながら、いたもので、
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
小竹ささのさやぐ霜夜しもよ七重ななへころもにませるろがはだはも 〔巻二十・四四三一〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「江戸さたらば、まンず女子おなごを抱かせろ。こンら!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「一ちゃアーク。古橋クン。ニッポン。時間。四分三十三秒二。世界新記録」
安吾巷談:10 世界新記録病 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
されど禅悦ぜんえつぢやくするも亦是修道の過失あやまちと聞けば、ひとり一室に籠り居て驕慢の念を萠さんよりは、あゆみを処〻の霊地に運びて寺〻の御仏をも拝み奉り
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
世情は常に眼前にぢやくして走り天理は多く背後にあらはれ来るものなれば、千鐘の禄も仙化せんげの後には匹夫の情をだに致さする能はず、狗馬くばたちまちに恩を忘るゝとももとより憎むに足らず、三春の花も凋落の夕には芬芳ふんばうの香り早く失せて、蛺蝶けふてふ漸く情疎じやうそなるもまた恨むに詮なし。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
直道の隣に居たる母はひそかに彼のコオトのすそを引きて、ことばを返させじと心づくるなり。これが為に彼は少しくためらひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
歯医者は割笹わりざさの三つ紋で、焦茶色の中折を冠りまして、例の細い優しい手には小豆皮あずきがわの手袋をめて参りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
へへへ、今夜はおさんもってるけれど。まあ、可いや。で何だ、痘痕あばたの、お前さん、しかも大面おおづらの奴が、ぬうと、あの路地を入って来やあがって、空いたか、空いったか、と云やあがる。それが先生、あいたかった、と目に涙でも何でもねえ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
襤褸つゞれて、藥草類やくさうるゐってをったが、かほ痩枯やせがれ、眉毛まゆげおほかぶさ
……ソノ下ニハ浅黄色アサギイロノ軍服ラシキモノヲチャクセリ。而シテ驚クベキコトハ、彼等ノ中ニハ西洋人多ク混ジ居ルヲ認メタリ。其時ハ何処ノ国籍ニ属スルヤ全ク不明ナリシガ只今マデ数日間観察セルトコロニヨレバ○国人ナルモノノ如シ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
コレヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛ヨロヒゲモ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲチヤクシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長エナガ柄短エミジカノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ワラヂノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑ヲカシキバカリ、事違ヒテ、上方カミガタ勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張青便引武松。到人肉作坊裏看時。見壁上ハリツケ幾張人皮。梁上ツリサゲ五七條人腿。見那兩箇公人。一顛一倒。挺著在剥人凳上