『野分（のわき）』

白井道也は文学者である。 八年前大学を卒業してから田舎の中学を二三箇所流して歩いた末、去年の春飄然と東京へ戻って来た。流すとは門附に用いる言葉で飄然とは徂徠に拘わらぬ意味とも取れる。道也の進退をかく形容するの適否は作者といえども受合わぬ。縺 …

著者	夏目漱石
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「ホトトギス」1907（明治40）年1月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約3時間10分（500文字/分）
朗読目安時間	約5時間16分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

妾（われ） 立（りっ） 縁（よすが） 表（おも） 留（ど） 面（ま） 埋（うずま） 蓋（おおい） 交（まじわり） 自（みず） 指（し） 端（たん） 極（きょく） 流行（はやる） 紅（くれな） 小（ちさ） 則（のっ） 思（おもわ） 端（ぱし） 快（こころ） 衣（い） 壊（こぼ） 較（こう） 冷（つ） 重（おもき） 疑（あや） 試（た） 昔（いにし） 状（なり） 静心（せいしん） 間（あい） 所（じょ） 戯（たわ） 掌（ひら） 坐（す） 生（な） 埋（うま） 鎖（くさ） 験（けん） 後（うし） 食（しょく） 解（かい） 然（ねん） 間（かん） 児（じ） 潤（うるおい） 手拭（ハンケチ） 動（ゆる） 端（はじ） 片（ひら） 悪（わ） 揺（うご） 退（しりぞ） 笑（わらい） 撲（な） 判然（はっき） 渋（さ） 擲（たた） 滴（した） 冷（さ） 男（だん） 煩（はん） 大道（たいどう） 厳（おごそか） 失（しっ） 香（かお） 好（すき） 磨（ま） 分（ぷん） 空（あ） 出（いだ） 兄（けい） 免（まぬ） 公（おおや） 違（ちがい） 遠（とおざ） 死（じ） 身振（しな） 母（っか） 好（この） 気合（けあい） 何（な） 寂然（じゃくねん） 類（るい） 出（いで） 寒（さむさ） 出入（しゅつにゅう） 探（さ） 球（きゅう） 背（せい） 徒（と） 碧（みど） 主（しゅ） 愛神（ヴィーナス） 掛（かけ） 古（ふ） 損（そく） 怖（お） 判然（はんぜん） 忙（いそ）

題名が同じ作品

野分 （新字新仮名）／ 山本周五郎 （著）