“碧”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あお64.0%
みどり16.8%
あを13.1%
へき1.9%
みど1.9%
あい0.9%
あーを0.5%
さお0.5%
ぺき0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“碧”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.9%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
するうちに、よどんだようなあおい水のまわりに映るの影が見え出して、木立ちのなかには夕暮れの色が漂った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
(おお、その珠と見えたのも、大方星ほどの手毬だろう。)と、あのまたあおい星をながめて云うだ。けちりんも疑わねえ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とはいえ、雪をいただく大山脈を長城にして、めざましい空のみどりの色を、こうもあざやかに見たのは、今がそのはじめです。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二三軒先に小さいカフエがあって、鉄脚の白い小テーブルとみどりと黄とでぬった小椅子が往来に出ているというような街すじ。
リヴァズ氏はやがて本を閉ぢて卓子テエブルに近づくと席に着いて、そのあをい、繪に描いたやうな瞳をまともに私に注いだ。
仰げばかさを張つたやうな樹の翠、うつむけば碧玉をいたやうな水のあを、吾が身も心も緑化するやうに思はれた。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
僧都 紺青こんじょう群青ぐんじょう白群びゃくぐん、朱、へきの御蔵の中より、この度の儀に就きまして、先方へお遣わしになりました、品々のたぐいと、数々を、念のために申上げとうござりまして。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
へき がん ろく
茶の本:02 訳者のことば (新字新仮名) / 村岡博(著)
左手のみどりの窓掛けをれて、澄み切った秋の日がななめに白い壁を明らかに照らす。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
深いみどりの上へ薄いセピヤを流した空のなかに、はっきりせぬとびが一羽舞っている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
揃って、すっ、はらりと、すっ、袖をば、すそをば、あいなびかし、紫に颯とさばく、薄紅うすべにひるがえす。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たゞ、和蘭陀オランダの貴公子の、先刻さっきから娘に通はすあいたたへた目の美しさ。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まっさおな空では、はちすずめがツァリル、ツァリル、ツァリルリン、ツァリル、ツァリル、ツァリルリンと鳴いて二人とりんどうの花との上をとびめぐっておりました。
それでもわたし二黒じこくだから二つ下で勘定が仕易いからさ、そんならあなたは三ぺきだワ、そうおわかいのねえ廿一ですねと、貞之進の顔を新しそうに見たのは、年より老けて居るとでも思ったことか
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)