“あお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
31.0%
22.5%
15.0%
10.4%
9.5%
6.7%
仰飲1.2%
1.0%
0.3%
0.2%
0.2%
0.1%
青馬0.1%
仰向0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
仰服0.1%
幻青0.1%
海碧0.1%
0.1%
灰色0.1%
煽飲0.1%
碧緑0.1%
碧藍0.1%
0.1%
芫青0.1%
蒼白0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
青毛0.1%
0.1%
0.1%
黒馬0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いというか白いというか、灰色じみて硬ばったひきつったような顔で、血ばしった眼をぎらぎら光らせて、ばらばらな乱れ髪でさ。
陽気な客 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それがまた、若気の兄弟たちを、逆にったものとみえ、二男の祝虎が、こんどは李応の手紙を引き裂いて叩き返したものだという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、母親えました。するとみんな一生懸命、グワッ、グワッと真似をして、それから、あたりのきな見廻すのでした。
男女の別は、男は多くぎふし、女は多くうつふしになりたるなり。旅店のなる山に登りて見るに、処々に清泉あり、水清冽なり。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さびしい風が裏の森を鳴らして、空の色は深くく、日の光は透通った空気に射渡って、夕の影が濃くあたりをどるようになった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
早いこと、早いこと! 陽炎電光のごとく、内ポケットから紙包みを出したかと思うと、もう伯爵はグウッと酒でりつけている。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
世間は気次第で忌々しくも面白くもなるものゆえ、できるだけは卑劣を根性に着けず瀟洒と世を奇麗に渡りさえすればそれで好いわ、と云いさしてぐいと仰飲
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
噂というものは、こちらで、もみ消そうとするとかえってがり、こちらから逆に大いにいでやると興覚めして自然と消えてしまうものでございます。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
もっともそう言う女房は少しっていたようで、亭主の国府に張合って、朝から濁酒でもったんでしょう
川島は、其処の倒れた松に腰かけて一ぷくしながら、いゼリーのような、地図に無い沼を見下していたが、やがて煙草を棄てて水際までおりて行った。
植物人間 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
ドウダンツツジの葉と、背向きになって、い地紙に、っちゃけたが交ったようだ、何枚も、何枚も、描き捨てられた反古のような落葉が、下に腐って、半ば黒土に化けている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
この歌は、平安朝に艶名一世した、かりけるをかりて、あをかりしより思ひそめてき、とあこがれたに感じて、奥へと言ひて呼び入れけるとなむ……名媛の作と思う。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「志保田の嬢様が城下へ御輿入のときに、嬢様を青馬に乗せて、源兵衛が覊絏いて通りました。——月日の立つのは早いもので、もう今年で五年になります」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その龍顔も、やや仰向に、しばし暗然としておられた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛んでもないことである。五十歳前、徳川三百年の封建社会をただ一りに推流して日本を打って一丸とした世界の大潮流は、まずまず澎湃として流れている。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「おや。だよ、黒来い来い!」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
じっと彼が酒をるのを眺めて居た女は、此種の女の敏感に伴う微な身慄いを身体中に走らせたが
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ジンの熱いやつでもって、、男同志が溜息をつき合うことでしょう。
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いつもわが独寝臥床寂しく、愛らしき、小さき獣にきもの与えて、寝ながらそのうを待つに、一室の内より、「よ、」「すがわらよ。」など伯母上
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いちどは鎌倉にわれた前科の身だ。絶体絶命とみたら、いつでも護持する綸旨を灰として、自身は毒を仰服ぐ決意を秘めていたのである。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桃色と幻青との軽羅の女を、好んで描く女画家マリー・ローランサンにてゐることだ。
くっきりと濃い海碧色を背景にして、一人の自転車乗りを点出したものであったが、まず一本の軌道が下へ向かってうねうねと幾重にも曲りくねって
或る精神異常者 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
運命の命ずるままに引きずられて、しかも益々苦痛な、益々暗澹たる生活をさせられる我身を、我と我手で切りにして大洋のい浪の中に投げて仕舞いたかった。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
まず第一に彼等はを見に行った。そこには二頭の牝馬がいて、一方はのある灰色で、一方のは鹿毛であった。それから栗毛の種馬が一頭いた。
そしてしたたか酒を煽飲りながら、一箸ごとに噛みしめるようにしてそれを味った。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
お雪は、ぞっとするほど碧く澄んだ天地の中に、やりとしてしまった。皮膚にまで碧緑さがみこんでくるように、全く、此処の海は、岸に近づいても色だ。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
空は、それにもまして碧藍く、雲の色までが天を透かして碧い。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
ときどき風が木々の香りをりながら、彼女のところまでさっと吹いて来た。それが云わば此処で許される唯一の生のにおいだった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
葛上亭長芫青地胆、三種合わせた、猛毒、すべき斑蝥の、最も普通な、みちおしえ、魔のいた宝石のように、炫燿と招いていた。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
樹島は、ハッと、真綿に据えたまま、蒼白くなって飛退った。そして、両手をついた。指はズキズキと身にえた。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白魚橋のい空を、乱れた提灯の影が点々と駈け出して行った。——むろん東儀が河の中からそこに認めた郁次郎は、とうに夕闇の深くへその姿をましていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又「呼んで来い/\、主人にうと云うのだ、何を悪い事をした、手前の知った事じゃアねえ」
山「実に此処でうとはなア、兼公、半公もおに逢いてえだろうが出られねえ首尾で、今日は漸く暇を貰って出て来たが、直ぐおへもけねえというのは何分世間をる訳で」
愛馬の青毛や、供の者を外において、正成はいつものような機嫌で、迎える家族たちの顔の中を、式台から奥へ通って来た。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ人間もな……鑄掛屋を一人土間でらして、納戸の炬燵に潜込んだ、一ぜん飯の婆々媽々などと言うは、お道さんの(今晩は。)にただ、(ふわ、)と言ったきりだ。顔も出さねえ。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして、馬に鞍を置いてしまうと、正勝と平吾松吉の三人の牧夫は銘々に輪になっている細引を肩から袈裟にかけた。そして、正勝は葦毛の花房に、平吾は黒馬に、松吉は栗毛にそれぞれった。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)