“呻”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うめ62.8%
うな32.9%
うめき1.1%
あお0.9%
によ0.7%
0.5%
あえ0.2%
うなり0.2%
うん0.2%
0.2%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“呻”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.9%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
素戔嗚すさのおはこううめきながら、勢いよく寝床を飛び出した。その拍子に桃の花が、あおったように空へ舞い上った。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
長崎屋は、青ざめた泥焔でいえんを吐くように、うめくように言うのだ——限りない怨みをこめた目で、め上げながら、
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
でも鳴海は、ふうんとうなったばかりで、私の脚へちらりと一瞥いちべつを送り、あとは気にもとめていないという顔をした。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
エンジン室の全員が、電気に引懸ったようにうなった。そして誰もが、死の苦悶のような表情で、目を閉じ、歯を喰いしばった。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかるに友はこれを悟らずして、ヨブの哀々たる心のうめきを言句の末において判定する。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
彼の激昂げっこうした心がそうしたうめきもらしていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
もうそのまま、帰りたくもなりましたが、皆で来ているのでそれもならず、再び店内に入ると、もはや、ほろ苦くなった酒をあおるのもめてしまった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
彼は手紙の終りにある住所と名前を見ながら、茶碗に注いであった酒をぐっと一息にあおった。
セメント樽の中の手紙 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
載せて、うなだれ、によびたる。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
生み、あやめ、疼き、によ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
すると、続いて、同じ蘇鉄の間の北の隅へ、吉良上野介がめきながら多勢に囲まれて来た。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あゝあ、」彼は凡てがいやになり真つ暗になつて力無くめいた。
例の慢心和尚はこの時、点心てんじんでありました。膳に向ってのりのようなおかゆのようなものを一心に食べていました。その食事の鼻先へ、ムク犬があえぎ呻ぎ逃げ込んで来ました。
と、その瞬間に白狼うなりして飛びかかる。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
官員で、朝帰りで、洋服で、釣ってりゃ馬鹿だ、と天窓あたまから呑んでかかって、中でもふならしい奴の黄金鎖きんぐさりへ手を懸ける、としまった! この腕をうんと握られたんだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
吐息といきともき声ともつかぬものういをほっと洩らすと共に、彼はまた身を屈めて仕事をし出したが、やがて沈黙はまた破られた。
不二ののいや遠長き山路をも妹許いもがり訪へばはず
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)