“白虹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっこう72.7%
びやくこう18.2%
はくこう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨後の夕空には白虹はっこうがかかっていた。虎口の門をのがれ出た玄徳の車は、ふたりの義弟に護られながら、虹の下を、無事、わだちをめぐらしつつ戻って行く——。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
連銭の葦毛がむるるひとたむろ白虹びやくこうさせり犬蓼の花
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
妹の女御にょごのいる麗景殿れいげいでんに行く途中で源氏を見かけて、「白虹はくこう日を貫けり、太子ぢたり」と漢書の太子丹が刺客を秦王しんのうに放った時
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)