“はくこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
博公14.3%
博洽14.3%
白光14.3%
白紅14.3%
白膏14.3%
白虹14.3%
薄倖14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京橋きょうばし博公はくこう書院の発行で、武鑑でおなじみの須原屋茂兵衛や出雲寺万治郎が販売書林として名をつらねている『改正官員録 甲』という一冊もここにある。
武鑑譜 (新字新仮名) / 服部之総(著)
中川氏はこの講義のある部分に出席したる上、博洽はくこうの学と篤実の質をかねたれば、余の知人中にて、かかる事を処理するにおいて尤も適当の人なり。余は深く氏の好意を徳とす。
『文学論』序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
枯れ枝の刀架けからそのまま白光はくこうを噴き出したのは、左膳自慢の豪刀濡れ燕……!
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかれどもはなひらいて絢爛けんらんたり。昌黎しやうれいうるところ牡丹ぼたんもとむらさきいま白紅はくこうにしてふちおの/\みどりに、月界げつかい採虹さいこう玲瓏れいろうとしてかをる。はなびらごとに一聯いちれんあり。なるかないろ分明ぶんみやうにしてむらさきなり。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ときに、一名いちめい弘法こうぼふ露呈あらはなことは、白膏はくこう群像ぐんざうとまではかないが、順禮じゆんれい道者だうじやむらむすめ嬰兒あかんぼいたちゝく……ざい女房にようばう入交いれまじりで、下積したづみ西洋畫せいやうぐわかは洗濯せんたくする風情ふぜいがある。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
妹の女御にょごのいる麗景殿れいげいでんに行く途中で源氏を見かけて、「白虹はくこう日を貫けり、太子ぢたり」と漢書の太子丹が刺客を秦王しんのうに放った時
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
われら薄倖はくこうの詩人は田園においてよりも黄塵こうじんの都市において更に深く「自然」の恵みに感謝せねばならぬ。