“開”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
64.6%
ひら26.3%
あけ1.8%
0.7%
はだ0.7%
0.6%
ひらき0.6%
ぴら0.5%
あい0.4%
ひらく0.4%
ひろ0.4%
0.4%
ひらい0.3%
かい0.3%
びら0.3%
あか0.2%
あら0.2%
さかせ0.2%
ひらか0.2%
0.2%
びらき0.1%
あき0.1%
あく0.1%
きい0.1%
けい0.1%
0.1%
ぱだ0.1%
0.1%
0.1%
ヒラ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うへつて、雨戸あまど引合ひきあはせのうへはうを、ガタ/\うごかしてたが、きさうにもない。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ははねこは、まどいた、ふとんをしてある、二階家かいやにつくと、大胆だいたんにもへいをよじのぼりました。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
これから追々おひ/\なかひらけてるにしたがつて時勢じせい段々だん/\変化へんくわしてまゐるから
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
海水浴にひらけているが、右の方は昔ながらの山のなり真黒まっくろに、大鷲おおわしつばさ打襲うちかさねたるおもむきして
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
博物館の門はたちばうの指先で押したベルつてあけられ、僕は中庭へはひつたが、番人の妻は縦覧時間が過ぎたと云つて謝絶した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
門の戸はあけっ放しだ。三人はかまわず門内にはって、玄関の格子戸を引いて見ると、何の手答えもなく、ガラガラと開いた。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
せばらく片折戸かたをりど香月かうづきそのと女名をんなヽまへの表札ひようさつかけて折々をり/\もるヽことのしのび
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
——けれども私は、よしその時、そんなに素晴らしい前途が目の前にらけていても、私はそれからさきにすすむべきではなかったのです。
入院患者 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
追従笑ついしょうわらいの大口を開くと歯茎が鼻の上まではだけて、鉄漿おはぐろげた乱杭歯らんぐいばの間から咽喉のどが見える。おびえたもんですぜ。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし一体、どっちが背だか腹だか、はだけた胸も腹も、のっぺらぼうで、人間としての皮の縫目が分りません。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かまはんでくださいとつたらかまはんでください、チヨツ、だれ那樣者そんなものくちくものか。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
だ、そのかわり、火の消えたように、しずまッてしまい、いとど無口が一層口をかなくなッて、呼んでも捗々はかばかしく返答をもしない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
しかるに今日、こころみに士族の系図をひらきてこれを見れば、古来上下の両等が父祖を共にしたる者なし、祖先の口碑こうひを共にしたる者なし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そこ狂歌師きやうかしひらきと共に此落語このらくごひらきもやらうとふ事になり、談洲楼焉馬だんしゆうろうえんば判者はんじや
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
堅い木をきざみにけずって、厚い木屑きくずが槌の声に応じて飛んだと思ったら、小鼻のおっぴらいた怒り鼻の側面がたちまち浮き上がって来た。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その朝、宮津の指南番大月玄蕃おおつきげんばは、暁天から屋敷の鋲門びょうもんを八文字にぴらかせた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前があい膝頭ひざがしらが少し出ていても合そうとも仕ない、見ると逆上のぼせて顔を赤くして眼は涙に潤み、しきりに啜泣をている。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
天井に円く映る洋燈ランプ火燈ほかげを目守めながら、莞爾にっこ片頬かたほ微笑えみを含んだが、あいた口が結ばって前歯が姿を隠すに連れ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
世のひらくるにしたがい、不善のはいもしたがって増し、平民一人ずつの力にては、その身を安くし、その身代を護るに足らず。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
川北朝鄰、岡本則録のりぶみ、遠藤利貞、関口ひらくなどという面々もやはり同様の傾向をたどった。
年上なるは幼なき人の膝の上にきんにて飾れる大きな書物をひろげて、そのあけてあるページの上に右の手を置く。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ういういしい花嫁ぎみの行く道には、祝いの花がまかれないで、のろいの手がひろげられていたのか、京都下加茂しもがもの北小路家へ迎えられるとほどもなく、男の子一人を産んで帰った。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
いけない。そこをけては。塚の通ひ路の、扉をこじるのはおよし。……よせ。よさないか。姉の馬鹿。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
また人によってはアケビはから来たものとし、またアクビから来たものともしている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
如何様いかようにもしてこの鎖国の日本をひらいて西洋流の文明に導き、富国強兵もって世界中におくれを取らぬようにしたい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
僕はその枕元にツクネンとあっけにとられてながめていると、やがて恍惚うっとりとした眼をひらいてフト僕の方を御覧になって、はじめて気がついて嬉しいという風に、僕をソット引寄て
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
いま孔明のいた陣には八つの門がある。名づけて、きゅうせいしょう、杜、けいきょうかいの八部とし、うち開と休と生の三門は吉。傷と杜と景と死と驚との五門は凶としてある。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いわんや海の内外土地のかい未開みかいを問わず、その故郷を離れて遠く移住せんと欲するもの、もしくは大に業を海外に営まんと欲するものの如きは、先ずその地の気象を調査すること最大要務なりとす、従て平素より気象なるものに注意し、これが観念を養うを要す
さてこそ子細わけありけれとくるふて、其文そのふみびらけばたゞ一トこと
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「御城下の盛り場に唐人小路とうじんこうじというところがある。そこで明日あしたから小屋びらきになる曲独楽きょくごま嵐粂吉あらしくめきちという太夫さんから言伝ことづかって来たんだが……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると皆が馳け付けたが、奥さんが錠を下しっぱなしにして買物に行ってしまったから、あかる訳がない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
博士は顔を挙げて、一方だけあかった窓の彼方かなた、真っ黒な夜の空を眺めやりました。
音波の殺人 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
持統天皇はその御願を継いで即位二年無遮むしゃ大会だいえを設け給い、同十一年「癸亥みづのとゐ公卿くぎやう百寮、仏眼ほとけのまなこあらはしまつる。をがみを薬師寺に設く」(書紀)。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「はい、同役とも相談をいたしまして、昨日きのうにもふさごうと思いました、部屋(とたまりの事を云う)のにまたかじりつきますような次第にござります。」と中腰になって、鉄火箸かなひばしで炭をあらけて、五徳をって引傾ひっかたがった銅の大薬鑵おおやかんの肌を、毛深い手の甲でむずとでる。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もし江戸にいださば朱門しゆもん解語かいごの花をさかせ、あるひは又青楼せいろう揺泉樹えうせんじゆさかえをなし
もし江戸にいださば朱門しゆもん解語かいごの花をさかせ、あるひは又青楼せいろう揺泉樹えうせんじゆさかえをなし
賀古氏は陸軍の依託学生なのでしたから、すぐに陸軍に出られて、日清日露にっしんにちろの両役にも出征し、予備役へ編入されてから病院をひらかれたのです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
十二日は来れり、公判は控訴院第三号大法廷にひらかれぬ、堺兄にさきだちて一青年の召集不応の故を以て審問せらるゝあり、今村力三郎君弁護士の制服をまとひて来り、余の肩を叩いて笑つて曰く
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
胡坐あぐら整然きちんと直して、ここで十万軒が崖にごつごつをぶちけたが、「そうでござんすとも、東京からいらしったんでは。」ためにいきおいくじけたそうで、また胡坐で、
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
卑劣と知って、人の手先にはならんでも、われに対する好意から、見損みそくなった母の意をけて、御互に面白からぬ結果を、必然の期程きてい以前に、家庭のなかにける事がないとも限らん。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宝永七年に京都北山甚兵衛びらきの内、紙屋川端かべかわばたの小屋者が、生活難から雪駄直しをなさんが為に、一札を入れて六条村の手下になった事があった。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
宝永七年に、京都北山甚兵衛びらきの中紙屋川かべかわ付近の畠番らが、生活に窮した結果六条村エタ年寄の組下になり、雪駄直しの仲間に入れてもらったなどは、彼らが当時解放された町餌差の成れの果てでないにしても、また以て往時の主鷹司の扶持に離れた餌取の末路と、同じ運命を語っているものではあるまいか。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
しかし相変らずごく胸あきの広い燕尾服で、その上、緑の刺繍をしたビロオドの小帽をかぶっている。
「あア、それですか」と篠田の軽く首肯うなづくを、老女は黙つて穴のあくばかりに見つめたり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ソレ故一寸ちょい一目いちもく見た所では——今までの話だけをきいた所では、如何いかにも学問どころの事ではなくただワイ/\して居たのかと人が思うでありましょうが、其処そこの一段に至ては決してうでない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「佐竹の賭場とばで、夕方から曉方まで、張つて張つて張り通しましたよ。あんな勝目はけいびやく以來で、一と晩に二十五兩と勝ちましたぜ。誰にでも訊いて下さい、小便に立つのが惜しかつたくらゐで」
事状の異、談話の妙、所謂三拍子揃い、柳のえだに桜の花をかせ、梅のかおりをたせ、ごうも間然する所なきものにて、さきに世に行われし牡丹灯籠
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
……そこで一頃ひところは東京住居ずまいをしておりましたが、何でも一旦いったん微禄びろくした家を、故郷ふるさとぱだけて、村中のつらを見返すと申して、估券こけんつぶれの古家を買いまして、両三年ぜんから、その伜の学士先生の嫁御、近頃で申す若夫人と、二人で引き籠もっておりますが。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
動物に近い奴らだからな。食えねえとなると謀反するよ。その次にやり出すのは庶民族だ。こいつらには財産がねえ。あるものと云えば反逆性ばかりだ。この二族が同盟する。獣人族へよしみを通ずる。内から城門をおっらく。僧族、貴族、主族の手合いを、鶏のように潰してしまう。麗人国は寂滅じゃくめつだ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は語尾を多くの場合単音節に見たいので、「ほ・さぐ」と言ふ様な形は考へにくいのだが、此方面で考へて見ると、「ほく」とでも語源が説かれさうである。
築造チクザウルハ都下トカ繁昌ハンジヤウシテ人民ジンミン知識チシキヒラ所以ユエン器械キカイナリ」と叫んだ如きわざと誇張的に滑稽的に戯作の才筆を揮つたばかりではなからう。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)