“此”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
35.1%
この34.4%
これ11.6%
かく8.2%
ここ4.0%
こゝ3.2%
1.2%
0.4%
くら0.3%
かう0.1%
(他:11)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“此”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション69.1%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本57.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸54.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
もし入江の家系に、非凡な浪曼の血が流れているとしたならば、それは、の祖父から、はじまったものではないかと思われる。
ろまん灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)
のくらゐなことが……なんの……小兒こどものうち歌留多かるたりにつたとおもへば——」
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
にはには子供等こどもら村落むらものがぞろつとたつこのさわぎをわらつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この地には一切営業上の課税が無く、だ家屋税を家主いへぬしより徴収せられるだけである割に家賃はやすい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
画工 (茫然ぼうぜんとして黙想したるが、吐息といきして立つてこれながむ。)おい、おい、それは何の唄だ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これきのこなればこそ、もまはさずに、じつとこらへてわたしにははなさずにかくしてた。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山へ遊行するにもかくの如き有様であるから、登山になれた我々の感情によつて、祖先達の山の感情を忖度することはできない。
日本の山と文学 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
おもふにかくごときは、數十年來すうじふねんらいおこなへる灌水くわんすゐ功徳くどくなるし。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
しかのままに何時いつまでも睨み合っていては、際限はてしが付かぬ。塚田巡査はここに一策を案じ出した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
私はここからしておのずから真実在というものが如何にして我々に求められるかという哲学的方法が出て来ると思う。
デカルト哲学について (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
こゝに於て予は猛然と心覚めて、寝返りしつゝまなこみひらき、不図ふと一見いつけんしてあをくなりぬ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こゝへも持つて行つて推売おしうるのです、学生時代がくせいじだい石橋いしばしふ者は実に顔が広かつたし
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
うしてんといふことは無く庭を眺めたり、またんといふことはなく考込むでボンヤリしてゐた。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
而してくの如き理想を以て果して今の我が国民に普遍なる特質なりと言ふを得べきか。
国民性と文学 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
シカルニ、ゴロキミ、タイヘン失礼シツレイ小説ショウセツカイテラレル。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
草深き野中の森のつまやしろ。や、はだすゝきほにいづる神(夫木和歌集、巻十六)
これがまことを我に示しゝ論法にて、その鋭きにくらぶれば、いかなる證明もにぶしとみゆ。 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されどこれとても、神のふみうとんぜられまたは曲げらるゝにくらぶれば、そが天上にうくる憎惡にくしみなほ輕し 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
千島ちしま事抔ことなどうはさしあへるを耳にしては、それあれかうと話してきかせたく鼻はうごめきぬ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
四日卯時発す。三の瀬村のこうに十囲許ゐきよの樟木あり。中空朽くうきうの処六七畳席をくべし。九州地方大樟たいしやう尤多しといへどもかくのごときは未見いまだみず。江戸を発して已来道中第一の大木なり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これにらぶれば一わりさがつて
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
インドに云う旃陀羅は、「飜訳名義集」にも「こゝに屠者」とあって、屠殺業者の名称であったには相違ない。
いずれにしろ稚純な心には非情有情の界を越え、の区別をみする単直なものが残っているであろう。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
また人の昇降のぼりくだりするに當りて自然に從ふ處なるこの下界にては、動くこといかに速かなりともわが翼にたぐふにらじ 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かくてかれらはこの焔のほとりに來り止まりて叫び、世にたぐひなきまで強き響きを起せり 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
余按ずるに、杜牧之、句あり云ふ、砌下梨花一堆雪、明年誰ココ闌干と。
おれだ。コノおれだ。大津の宮に仕へ、飛鳥の宮に呼び戻されたおれ。滋賀津彦シガツヒコソレが、おれだつたのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、俊敏なコノ旅びとの胸に、ソレに似たほのかな綜合の、出来あがつて居たのは疑はれぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コレは、晋唐の新しい文学の影響を、受け過ぎるほどけ入れた文人かたぎの彼には、数年来珍しくもなくなつた癖である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コレが、神さびた職を寂しく守つて居る者の優越感を、ミタすことにも、なるのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神語歌カミガタリウタの末に、天語の常用文句らしい「あまはせつかひ、ことのカタ詞也コトモコヲば」と言ふ、固定した形のついてゐるわけであります。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
スベコヽに諸物皆来聚しき。