“殊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こと99.5%
コト0.4%
ことに0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にも今年は、当主と次女と老母と、三人の厄歳が重なっているので、吉田家では二日も前から歳祝いの用意をしているのであった。
手品 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「又申さく」「更に申さく」などの意に考へられて、宣命にも、祝詞にも、さうした用例が出て来た——などが此を示して居る。
被思召付尊札 忝次第に御座候 随而せがれ伊織儀 御成に立申趣大慶に奉存候 拙者儀老足可被成御推量候 貴公様 御はた様 御家中衆へも手先にて申置候 御父子共 本丸迄 早々被成御座(候)趣 驚目申候 拙者も石にあたり すねたちかね申故 御目見得にも被仕不仕猶重て 可得尊意候 恐惶謹言
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)