“文殊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんじゅ85.7%
もんじゆ9.5%
モンジユ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとりでもおのおの文殊もんじゅに劣らぬほど頭のいいのが、三人寄って智恵をしぼるんですから、この三人会議は、文殊跣足もんじゅはだしの智略の泉で。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかしこの説明せつめいこうそうせなかつた。子供こどもにはむかし寒山かんざん文殊もんじゆであつたのがわからぬとおなじく、いま宮崎みやざきさんがメツシアスであるのがわからなかつた。
寒山拾得縁起 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
奥州の僧、なる程昔寂昭法師——大江定基——も其山へ参詣して、種々不思議を見たと聞いてゐる。案内してくれ、お伴しよう、と言ひ出す。やがて清凉山に達する。こゝは文殊モンジユの浄土だ。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)