“もんじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文殊78.3%
文珠21.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三人寄れば文殊もんじゅの知恵とありますから、何とか知恵をお貸し下さいまし、ほんとにひとごとではありますまい」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
拾得が文殊もんじゅ普賢ふげんなら、虎にった豊干はなんだろうなどと、田舎者が芝居を見て、どの役がどの俳優かと思い惑うときのような気分になっているのである。
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
となって、三人寄れば文珠もんじゅの智恵、伴大次郎、江上佐助、有森利七の三人が、あたまをあつめて考えた末。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
またそのった手の響きは、三千大千世界の悪魔の胆をこの文珠もんじゅ智慧ちえの一声で驚破きょうはする程の勢いを示さなければならんと、その問答の教師は常々弟子達に対して教えて居るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)