“騎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
76.9%
13.9%
うま1.9%
1.9%
0.9%
0.9%
のら0.9%
のッ0.9%
また0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾の房々と長く垂れた白馬にまたがった一人の将校を先頭に黒馬にった十余人の一団が、猟人広場の方から赤い広場へ入って来た。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
もなくいんさまは三浦みうらすけ千葉ちばすけ二人ふたり武士ぶしにおいいつけになって、なんさむらい那須野なすのはらててわたしをさせました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
(甲冑を着、太刀をき、あまつさえ、今朝からの戦いに疲れ果てた左馬介が、うまのまま湖上にのがれ得るはずはない)
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ずっとすのを、轡頭くつわづないて、トトトト——と坊主が出たが
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
死者の霊その像の後の小孔より入りて楽土にけ往き馬を土地神に与え、その軍馬を増すと信ず。
それも其筈そのはずむかしをくれば系圖けいづまきのことながけれど、徳川とくがはながすゑつかたなみまだたぬ江戸時代えどじだいに、御用ごようそば取次とりつぎ長銘ながめいうつて、せきを八まん上坐じやうざめし青柳右京あをやぎうきやう三世さんぜまご
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かはよろこなみだむせびけりしばらくして馬士まご云樣話はうちで出來るから日のくれぬ中うまのらつせへいや伯父をぢ樣と知ては勿體もつたいない馬鹿ばか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それ、ひめせた。おゝ、あのやうなかるあしでは、いつまでむとも、かた石道いしみちるまいわい。戀人こひびとは、なつかぜたはむあそぶあのらちもない絲遊かげろふのッかっても、ちぬであらう。
白人は全部馬に乗り土人軍でも酋長だけはボルネオ馬にまたがった。暁を待って軍を進め陽のあるうちに野営した。斥候ものみを放し不眠番ねずのばんを設けて不意の襲撃に備えるのであった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
各〻、龍ノ如キ馬ニリ、士卒雲ノ如ク、コレニ従フ。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)