“占”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
49.3%
うらな21.7%
うら5.2%
うらない4.5%
しめ2.4%
2.4%
2.1%
2.1%
うらなひ2.1%
1.7%
ウラ1.7%
せし1.0%
じめ0.7%
0.7%
うらかた0.3%
しま0.3%
しむ0.3%
せしめ0.3%
ウラナイ0.3%
セン0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに成効の実力を付与する軍国主義なるものも決して活力評価表の上に於て、決して上位をむべきものでない事は明かである。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
黒と赤との着物を着たイイナはジプシイいをしていると見え、T君にほほみかけながら、「今度はあなたのを見て上げましょう」
カルメン (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかしルナパークのから活動写真の前へ出た時は、こりゃないなどのいる所ではないと今更のようにその雑沓に驚ろいた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ここに梓が待人辻占、畳算、夢のなどいう迷信のな人の中に生れもし育ちもし、且つ教えられもしたことをめ断っておかねばならぬ。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何となく自分が肩身の狭い心持ちがする。向うから人間並外れた低い奴が来た。たと思ってすれ違って見ると自分より二寸ばかり高い。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
心臓を叩き抜かれた、墓場にいるはずの三伝が蘇ったなんて、なァるほどこのども、利得金をひとりめにしようとして、芝居を仕組んでいるな。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その中にひょろ長い体に糸がんで動けなくなる。それを朝行ってめて来る。尤もこれは理論で、実際は蚯蚓を寄進につくことの方が多い。
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
喜「お前さまは売卜者か、どうもえらいもんだね、売卜者だから負けるか負けねえかをて置いて掛るから大丈夫だ、誠に有難うござえました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かくてあたかも燃えたる薪を打てば數しれぬ火花出づる(愚者これによりてをなす習ひあり)ごとく 一〇〇—一〇二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さらにまた、従来武家がっていた禁裡の御料地へ回収令を発して、朝廷にお返しした。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此とて、所謂秀手へと称せられた亀卜に熟した、壱岐の海部の後と言ふことが出来ないもので、やはり、近代の移住と言ふべきであらう。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ちょろりとめて出て行ったきり、色町へ入りって、七日も十日も帰らなかったことなども、今さらのように言い立てられた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「その人氣を獨りにして居る菩薩樣が少し汚れたやうですね——あれは矢張りサクラを使つて泣かせるんでせう——」
エエ、すっかり神易てました。筮竹はないが宅助の眼易というやつで。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此地は傀儡子の魃首小林六太夫と私稱して其徒居住す。世俗此畝號を用て南光部とよぶ。其婦妻のものは死靈のを業とす。是をたたき神子といふ。梓神子のたぐひなりとぞ。
っていたので、高島田にさした平打を抜いて、蓮葉に、はらんばいになったが、絹蒲団にもつかえたか、動きが悪いから、するりと起き上って、こう膝を立てていましたッてね。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これに反して上士はより藩中無敵の好地位をるが為に、漸次惰弱るは必然の、二、三十年以来
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのクムヒルの原語クムビラの音訳が薬師の十二神将の宮毘羅、仏の大弟子の金毘羅比丘、讃岐に鎮座して賽銭を多くる金毘羅大権現等で、仏典には多く蛟竜と訳し居る。
唖ニ候エバ、御筆問下サレ度、陰陽四十八、何ナリト筆答致ベク候。
ク、両軍相当ルトキ、大流星アリテ軍上ヲ走リ、軍中ニツルニ及ベバ、其軍破敗ナリ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)