“うらかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウラカタ
語句割合
裏方28.6%
象形14.3%
14.3%
占方14.3%
占法14.3%
浦方14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籌子お裏方うらかたより直接のおはかりを受けまして、重職の人々は、九条良致男爵を、初めて選考の会議に上すようになりました。それまでは、子爵以上とのみ考えていたのです。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
象形うらかたに咲く罌粟けしの花。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
信と勇気の象形うらかた
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
此地は傀儡子の魃首かしら小林六太夫と私稱して其徒居住す。世俗此畝號あざなを用て南光部なんくわうぐみとよぶ。其婦妻のものは死靈のうらかたを業とす。是をたたき神子みこといふ。梓神子あづさみこのたぐひなりとぞ。
混効験集こんこうけんしゅう』には「時とりや、占方うらかたをするもの、巫女の類也、ゑかとりや、返しの詞、いづれもありきゑとの神歌御双紙おもろさうしに見ゆ」
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
アドルフ・エルトンの『世界周遊記ライセ・ウム・ジェ・エルデ』(一八三八年版、二巻一三頁)に、シベリアの露人が、新年に試みる指環占の中、竜てふ名号をいう事あるにより、この占法うらかたは蒙古より来れりと断じた。
従って、うれしくも面白くもないという意味のことを、わかりにくい浦方うらかたの方言でつけくわえた。
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)