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『ボニン島物語』
ふりがな文庫
『
ボニン島物語
(
ボニンとうものがたり
)
』
天保八年十二月の末、大手前にほど近い桜田門外で、笑うに耐えた忍傷沙汰があった。盛岡二十万石、南部信濃守利済の御先手物頭、田中久太夫という士が、節季払いの駕籠訴訟にきた手代の無礼を怒って、摺箔の竹光で斬りつけたという一件である。 奥州南部領は …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝春秋」1954(昭和29)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約42分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
強
(
した
)
仰
(
の
)
候
(
ぞろ
)
人
(
と
)
檳榔
(
びろう
)
退
(
すさ
)
上書
(
あげがき
)
前方
(
まえかた
)
反
(
ぞ
)
相伴
(
あい
)
先達
(
せんだつて
)
原
(
ばら
)
建
(
たつ
)
苦
(
く
)
人体
(
じんてい
)
伝
(
でん
)
助
(
すけ
)
政事
(
しおき
)
下座
(
しもざ
)
先
(
さき
)
刃
(
は
)
剥
(
む
)
取
(
とり
)
名子
(
なこ
)
外
(
そと
)
存寄
(
ぞんじよ
)
寒
(
かん
)
御国
(
おくに
)
恐山
(
おそれさん
)
斑雪
(
まだらゆき
)
柄
(
がら
)
柔
(
やわ
)
業
(
ごう
)
盲暦
(
めくらこよみ
)
絵解
(
えと
)
裏
(
うち
)
見捨
(
みすて
)
陸使
(
おかづか
)
面
(
つら
)
上
(
のぼ
)
代物
(
しろもの
)
保合
(
もちあ
)
信恩
(
のぶふさ
)
借
(
か
)
内
(
うち
)
出居
(
でい
)
利幹
(
としもと
)
利済
(
としただ
)
利視
(
としみち
)
割場
(
わりば
)
反
(
そ
)
口
(
くち
)
叺
(
かます
)
地味
(
じみ
)
地頭
(
じとう
)
塘松
(
とうしょう
)
大風
(
おおふう
)
天産
(
てんさん
)
宿々
(
しゅくじゅく
)
密事
(
みつじ
)
山曲
(
やまたわ
)
島主
(
しまぬし
)
島裏
(
しまうら
)
川隈
(
かわくま
)
御配
(
ごはい
)
慣例
(
しきたり
)
攫
(
さら
)
旋風
(
つむじ
)
明窓
(
あかりまど
)
林木
(
りんぼく
)
死態
(
しにざま
)
氷雨
(
ひさめ
)
浦方
(
うらかた
)
浪
(
なみ
)
海嘯
(
つなみ
)
海彦
(
うみびこ
)
湊
(
みなと
)
湿
(
しめ
)
瑇瑁
(
たいまい
)
稗
(
ひえ
)
種方
(
たねかた
)
穀種
(
こくだね
)
立
(
た
)
米糠
(
こめぬか
)
膝前
(
ひざまえ
)
薄濁
(
うすにご
)
詰
(
つま
)
調方
(
しらべかた
)
諸分
(
しょわけ
)
貞頼
(
さだより
)
赤鉄
(
あかてつ
)
足許
(
あしもと
)
農奴
(
のうど
)
逆上
(
のぼ
)
野州
(
やしゅう
)
野老
(
ところ
)
開地
(
かいち
)
青立
(
あおだち
)
風
(
かぜ
)
風道
(
かざみち
)