“風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぜ55.3%
ふう37.0%
なり1.5%
ふり1.2%
かざ0.9%
0.5%
ぶり0.5%
0.4%
ぷう0.4%
フウ0.4%
カゼ0.3%
いた0.1%
0.1%
かあ0.1%
かげ0.1%
かぜあり0.1%
かたち0.1%
ぜか0.1%
ならひ0.1%
のり0.1%
はやて0.1%
ふい0.1%
フリ0.1%
モード0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「きっと、おとうさんのたましいは、かぜってかえってきなさるだろう。」と、龍夫たつお母親ははおやは、いいました。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けゆくとししみもせず、しづかに月花つきはなをたのしんで、わざとにあらねど浮世うきよかぜちかづかねば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
斯う言ひながら、また梨をき初めたお光の右の中指の先きが、白紙はくしはへてあるのを、小池は初めて氣がついたふうで見てゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
口許くちもとなどもりんとして、世辞せじを一つ言うようには思われぬが、ただ何んとなく賢げに、恋も無常も知り抜いたふうに見える。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
といって、いま思案にふけりながら神社の境内を歩いて行く兵馬を、階段の方から呼びかけたものがありました。見れば、旅のなりをした若い町人です。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「女も変った」と原は力を入れて、「田舎から出て来て見ると、女の風俗の変ったのに驚いて了う。実に、華麗はでな、大胆な風俗だ。見給え、通る人は各自てんでに思い思いのなりをしている」
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
物を言懸ければ聞えぬふりをする事も有り、気に喰わぬ事が有れば目をそばだてて疾視付にらみつける事も有り、要するに可笑しな処置振りをして見せる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ボールを拾いに行くふりをして隣屋敷の金柑を盗む事も覚え、算術の可厭な時頭痛がする事も習った。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ところが、かざむきによって、そのくさいにおいが、かわからまちのほうへながれていくので、またそこからもんくがでました。
望児山ばうじさん吹きらす風のかざさきは仰向きにへその寒き砂湯や
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
先生の平生はなはだ多忙にして執筆の閑を得ずそのままに経過したりしに、一昨年の秋、る外国人のもとめに応じて維新前後の実歴談を述べたる折、と思い立ち
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先生の平生はなはだ多忙にして執筆の閑を得ずそのままに経過したりしに、一昨年の秋、る外国人のもとめに応じて維新前後の実歴談を述べたる折、と思い立ち
女性が、さも一個の処女らしく、髪のゆいぶり、着付の着方をしているのは、公衆の前に、大奥ぶりのすがたを現すのをはばかってであろう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
『あまくだり』の巻なる天門の景のミルトンぶりなるはをかしからず、また七徳の化身を白鳥伝説に結びつけしは思ひつきなれど、描写少しく露骨に失せずやと思ふなり。
『二十五絃』を読む (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
もうその時分には今松も、よほど上方というところに、上方の寄席のなかのというものに馴らされてきていた、よんどころなく。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
この界隈かいわいの、まだ全く未成熟な住民のにあわせて、その限りで納得の行くことをやってのければよかったのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
きのうにりたので今日はいちばい重厚な構えで“五うんぷうノ陣”が組まれた。ひだりは林冲りんちゅう、一丈青の隊伍。みぎは花栄と孫立そんりゅう。まん中の先鋒隊が秦明しんめいである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芝の源助町に道場をひらいて荒剣こうけんぷう江府こうふの剣界を断然リードして、そのうで、そのたん、ともに無人の境を行くの概あった先生に、神保造酒じんぼうみきという暴れ者があった。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない國中の爲來シキタりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない國中の爲來シキタりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
水殿スヰデン カゼキタリテ珠翠シユスヰカンバ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
岩松ガンショウ無心ムシンカゼキタッテギン
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曰く、暮春ぼしゅん春服既に成り、冠者かんじゃ五、六人、童子どうじ六、七人を得て、(水の上)に沿(浴)い舞雩ぶう(の下)にいたり詠じて帰らん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
通つて行く女が皆團十郎の妹娘の旭梅とか云ふ人のつきをして居る。
日記のうち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
風車かざぐるまあ、かあぜのう、まあにまあにめぐるなりいやあまずめえぐうるも、やあまず繞るうもう……」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
はらふにかげ十分じふゞんなり、かくおもたせたまへとて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「廿六日、晴、かぜあり、午時微過雨びにくわうあり。(中略)江島に到り、橘屋武兵衛酒店にて午餐を辨じ(中略)藤沢の宿に到る。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
やがて一同食卓に着いたが、何だか奥歯に物がはさまっているようなかたちであった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
遣水やりみづながほそところかげをうつして、ぜかなくてもすゞしきなつ夕暮ゆふぐれ、いとあがりの散歩そゞろあるき
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
厄年の者これを求めて身體を撫で爾後これを小※つじに捨つるをならひとす云々。
二氣の正しきに乘り、五行のつぎてととのへ、あやしき理をけてひとすすめ、すぐれたるのりを敷きて國を弘めたまひき。
一陣のはやてとなりて消えたるにや杳としてわがますらをの消息知る人もなしといふ
と風の如くに其座を去り、あれといふ間に推量勘定、幾金いくらか遺してふいと出つ、直其足で同じ町のある家が閾またぐや否、厭だ/\、厭だ/\、詰らぬ下らぬ馬鹿〻〻しい、愚図〻〻せずと酒もて来い、蝋燭いぢつて其が食へるか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
イサギヨき神国のフリ けがさじと こゝろくだくか。神国の人
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
——半世紀以前には斬新奇抜だつたモードも、今では古く、ヰナカ臭いのである。