“風”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かぜ54.6%
ふう38.1%
なり1.5%
ふり1.1%
かざ1.0%
0.6%
ぶり0.6%
0.4%
フウ0.4%
ぷう0.3%
(他:10)1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“風”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)35.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行5.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
れぬ紅白こうはくさま/″\のはな咲亂さきみだれて、みなみかぜがそよ/\とくたびに
かぜさへぎられてはげしくはあたらぬそらに、蜘蛛くもほゝにかゝるもわびしかりしが
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そんなふうにして、帽子は僕につかまりそうになると、二けん転がり、三間転がりして、どこまでも僕から逃げのびました。
僕の帽子のお話 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
このちいさなまどからふうがはりないぬしゝだの、奇躰きたいきのこだの、不思議ふしぎさるだの
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「拙者もこんななりをして、浪人どもの捜索と、腕の利いた同志を探しに歩いている。よい所で行き逢った、早速壬生へ行こう」
「よろしい、この人のあとをつけてみよう、自分は笠をかぶって、酒屋の御用聞のなりをしているのだから、勝手が悪くはない」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塩梅あんばいだと、私は椽側に佇立たたずんで、庭を眺めているふりで、歌に耳をかたぶけていた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
トいって何故なにゆえともなく莞然にっこりと笑い、仰向いて月に観惚みとれるふりをする。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ところが、かざむきによって、そのくさいにおいが、かわからまちのほうへながれていくので、またそこからもんくがでました。
望児山ばうじさん吹きらす風のかざさきは仰向きにへその寒き砂湯や
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
先生の平生はなはだ多忙にして執筆の閑を得ずそのままに経過したりしに、一昨年の秋、る外国人のもとめに応じて維新前後の実歴談を述べたる折、と思い立ち
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先生の平生はなはだ多忙にして執筆の閑を得ずそのままに経過したりしに、一昨年の秋、る外国人のもとめに応じて維新前後の実歴談を述べたる折、と思い立ち
女性が、さも一個の処女らしく、髪のゆいぶり、着付の着方をしているのは、公衆の前に、大奥ぶりのすがたを現すのをはばかってであろう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
早稲田文学を再興してから、自然主義の新運動を捲き起した前後にかけての、氏の働きぶりは実際花々しかつた。
この界隈かいわいの、まだ全く未成熟な住民のにあわせて、その限りで納得の行くことをやってのければよかったのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
ようし、それがどんなの女か知らないが、両国のお初が、どういう女か、長さんに、ひとつ、とっくり見て貰いましょう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない国中の為来シキタりであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない國中の爲來シキタりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
芝の源助町に道場をひらいて荒剣こうけんぷう江府こうふの剣界を断然リードして、そのうで、そのたん、ともに無人の境を行くの概あった先生に、神保造酒じんぼうみきという暴れ者があった。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
女人禁制にょにんきんせい土地柄とちがら格別かくべつのおもてなしとてできもうさぬ。ただいささか人間離にんげんばなれのした、一ぷうかわっているところがこの世界せかい御馳走ごちそうで……。』
曰く、暮春ぼしゅん春服既に成り、冠者かんじゃ五、六人、童子どうじ六、七人を得て、(水の上)に沿(浴)い舞雩ぶう(の下)にいたり詠じて帰らん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
通つて行く女が皆團十郎の妹娘の旭梅とか云ふ人のつきをして居る。
日記のうち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「廿六日、晴、かぜあり、午時微過雨びにくわうあり。(中略)江島に到り、橘屋武兵衛酒店にて午餐を辨じ(中略)藤沢の宿に到る。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
厄年の者これを求めて身體を撫で爾後これを小※つじに捨つるをならひとす云々。
二氣の正しきに乘り、五行のつぎてととのへ、あやしき理をけてひとすすめ、すぐれたるのりを敷きて國を弘めたまひき。
一陣のはやてとなりて消えたるにや杳としてわがますらをの消息知る人もなしといふ
と風の如くに其座を去り、あれといふ間に推量勘定、幾金いくらか遺してふいと出つ、直其足で同じ町のある家が閾またぐや否、厭だ/\、厭だ/\、詰らぬ下らぬ馬鹿〻〻しい、愚図〻〻せずと酒もて来い、蝋燭いぢつて其が食へるか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
水殿スヰデン カゼキタリテ珠翠シユスヰカンバ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
イサギヨき神国のフリ けがさじと こゝろくだくか。神国の人
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
——半世紀以前には斬新奇抜だつたモードも、今では古く、ヰナカ臭いのである。