4・12(夕) 蚯蚓が風邪の妙薬だといひ出してから、彼方此方の垣根や塀外を穿くり荒すのを職業にする人達が出来て来た。郊外生活の地続き、猫の額ほどな空地に十歩の春を娯まうとする花いぢりも、かういふ輩に遭つては何も角も滅茶苦茶に荒されてしまふ。 …
著者 | 薄田泣菫 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「大阪毎日新聞」1916(大正5)年4月12日~12月22日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約4時間54分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8時間9分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
生
行
難
眩
被
生
被
私
端
彼
食
生
弄
逡巡
幸
以前
端
汝
来
私
妾
混雑
辺
醜
厳
払
女子
剥
費
初
弔
垂
穿
留
捕
勝
俺
後退
毀
止
被
前方
食
透
粛
嘔吐
領
上
合
重
人間
稍
厳
緊
通
怪
語
敏捷
点
瞬間
往復
機
除
女房
剥
弄
由緒
此辺
間
夜
閉
中
別
性
降
棒
酷
試
袋
眩
匍匐
繰
損
仰向
生
候
片
夙
難
酔
間
蹲踞
愈
覆
上下
由緒
歩
手触
直
発見
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