“稍”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
やや59.8%
やゝ21.8%
14.2%
ようや1.1%
いささ0.4%
こずえ0.4%
しょ0.4%
ちと0.4%
やうや0.4%
やうやく0.4%
(他:2)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“稍”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション76.5%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本60.9%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸14.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
金花はやや無気味な感じにおそはれながら、やはりテエブルの前に立ちすくんだ儘、なじるやうにかう尋ねて見た。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一番よく検べたものは、赤沢博士の自室と、青谷技師の私室と、それから特別研究室の札の懸っているやや複雑した部屋だった。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やゝもすると、御まへ抔はまだ戦争をした事がないから、度胸がすわらなくつて不可いかんと一概にけなして仕舞ふ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
高壮美真の如き理想の歌はれたる恋愛学慈悲友誼、愛国の如きもの不完全にもせよやゝ精細に画かれたるは実に此時限に始まれり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
其湖畔の道はや富士山麓の本栖湖の南岸を辿る小径と似通っている所があるけれども、あれよりもはるかに深刻である。
尾瀬雑談 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
非常ひじやう甘味うま菓子くわし舌皷したつゞみちつゝ、や十五ふんすぎたとおもころ
只今なれば起るのが十時でげすな、往時まえ巳刻よつと云った時分にようやく眼を覚して、
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
重「これは蹈めません、鈍刀なまくらで、ようやく一両二分ぐらいなものでございます」
売文銭稍入慳嚢 〔ふみりてぜにいささ慳嚢けんのう
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
また南半球みなみはんきゆう特有とくいう黄乳樹わうにうじゆとて、こずえにのみ一團いちだんがあつて
私はみすごしに、だんだんしょげたようになって私の言葉を聞いていらっしゃる頭の君を見透しながら、更らにすげなく言い続けていた。……
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
道命だつて男だから女を愛するのに不思議はないが、僧侶ばうずといふ身分に対してちと不都合だと思われるむきは、どうか成るべく内聞にして置いて欲しい。
まへ空杖あきづゑいて方々はう/″\さがして歩くと、彼処あすこ茶店ちやややうや釣堀つりぼりつたといふ事がわかつたから
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
爾来じらい同志を糾合きうがふし、相共に此問題を研究し来りしが、時機やうやく到来し、こゝに一小雑誌を刊行して我が同胞にまみゆるの栄を得たるを謝す。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
其ノ後慶応年間ニ至ツテ、松葉屋某ナル者魁主ホツキニントナリ、遂ニ旧府ノ許可ヲ禀クルヤ、同志厠与アヒトモニ助ケテ以テヤウヤク二三ノ楼ヲ営ム。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
去年の草の立ち枯れたのと、今年生えてヤヤ茎を立て初めたのとがまじりあつて、屋敷地からみ出し、道の上までも延びて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日は、此屋敷からは、ヤヤヒツジサルによつた遠い山のに沈むのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)