“やうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤウヤ
語句割合
97.3%
1.1%
1.1%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やうやつとそれを遣り過して、十間も行つてから思切つて向側に駆ける。先づ安心と思ふと胸には動悸が高い。して乗つた時の窮屈さ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
御年やうやく二十二、青絲せいしみぐし紅玉こうぎよくはだへ平門へいもん第一の美男びなんとて、かざす櫻も色失いろうせて、何れを花、何れを人と分たざりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
やうやく元柳橋の娘のところにゐるのを見付けて、首根つこをつまみあげて見ましたがね」
彼処あすこ茶店ちやややうや釣堀つりぼりつたといふ事がわかつたから、こゝへてもおまへ女房にようばうとははない。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)