“美男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びなん73.7%
いゝおとこ10.5%
いろおとこ5.3%
うましを5.3%
ハンサム5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御年やうやく二十二、青絲せいしみぐし紅玉こうぎよくはだへ平門へいもん第一の美男びなんとて、かざす櫻も色失いろうせて、何れを花、何れを人と分たざりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
なんでも美男いゝおとこだという評判が立ちますと、浮気ッぽい女なんかはあつかましくも編笠のうちをのぞき、ワイ/\という噂が次第に高くなって参り
あの美男いろおとこの妹などと触れ込みやがって、いずれまたろくでもねえ芝居をたくらんでいるのだろう。いいやそれにちげえねえ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
美男うましを、あはれ、いつの日か
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
こと美男ハンサムな、六番の東海さんなんかは、テエプというテエプが綺麗きれいな女に握られていました。肉親と男友達の情愛に、見送られているぼくは幸福にはちがいありません。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)