“覗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のぞ84.9%
うかが7.6%
うかゞ2.7%
ねら2.7%
のぞき0.5%
うか0.2%
なが0.2%
のぞい0.2%
0.2%
うかご0.2%
ノゾ0.1%
0.1%
うかがわ0.1%
うかゝ0.1%
ねらい0.1%
のそ0.1%
のぞか0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十年の学校生活に暇乞をしてから以来、何かの機会に『老子』というものも一遍はいてみたいと思い立ったことは何度もあった。
変った話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
アパートのどの窓からも殆んどう事の出来ない程に鬱蒼たる赤樫の雑木林にむっちりと包まれ、そしてその古屋敷の周囲は
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
然れどもかに現在の「生」をひ知ることを得るなり、現在の「生」は夢にして「生」の後がなるべきや否や、吾人は之をも知る能はず。
ヘルマン・バアルが旧い文芸のい処としている、急劇で、豊富で、変化のある行為の緊張なんというものと、差別はないではないか。
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その弱味につけこみメガネの絵など高価に売りつけたり、学用品を横領したりしたことを。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
場所は如何にも静で快濶で、如何な毒々しい運命の魔も身を隠して人をがう暗いのないのが僕の気に入ったからです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
が、となく、よりも、が、いろ/\のつて、めさうな、んだしいつたのは、奧州天地であらう。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此は関家で熊狩って置くアイヌのイコサックルが小屋で、主は久しく留守なのである。て見ると、小屋の中は薄暗く、着物の様なものが片隅に置いてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼の意識の中に築きかけられた美しいものが、吉川機関手の一言で崩されてしまったのだった。あの優しい声は確かに彼の秘密を破っているようだった。
汽笛 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
そっと玻璃窓内をうたときに、内部の深緑色(その晩は天鵞絨のような黒味をおびていた。)の窓帷がどうした途端であったか片絞りをされて二寸ばかり開いていたのであった。
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
姫ははじめて、顔へつてかゝつて来る髪のうるさゝを感じた。筬の櫛目をいて見た。梭もはたいて見た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
魔が自分に投げ与えた一の目的の為めに、良心ならぬ猛烈の意志は冷やかに働らいて、一に妻の鼻息をかがっている。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小田原陣直後奥州の辺土へ転封され、百万石の知行にあきたらず、たとえ二十万石でも都近くにあらばと、涙を呑んで中原の志を捨てた位の意気は、髣髴としてれるのである。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
而も其のツたところは、神來と信じてゐたので、描かぬ前の彼の元氣と内心の誇と愉快と謂ツたら無かツた。彼の頭に描かれた作品は確に立派なものであツたのだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
砕けたあとから舞い下りて中味頂戴すれば訳はない。そうだそうだとを定めて、かの亀の子を高い所から挨拶も無く頭の上へ落した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
萱原准尉は、自分が運転をしているかのように、に汗をにじませて少佐と並んで、地下戦車のうしろからく。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうして右の掌だけ半分ほど胸の処からして、襦袢の襟を抑えた。その指に指輪が光っていた。崩れた膝の間から派手な長襦袢がれている。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)