トップ
>
垣覗
ふりがな文庫
“垣覗”の読み方と例文
読み方
割合
かきのぞ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かきのぞ
(逆引き)
しかし、
寧子
(
ねね
)
のことに限っては、彼のそうした賢い思慮と、彼の愚かな
垣覗
(
かきのぞ
)
きの心理とが、一箇の彼という中に、べつべつに働いていた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それなら自力でそれを
窮
(
きわ
)
め得るかと云うと、まあ
盲目
(
めくら
)
の
垣覗
(
かきのぞ
)
きといったようなもので、図書館に入って、どこをどううろついても
手掛
(
てがかり
)
がないのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この指一本、妙の
身体
(
からだ
)
を
秘
(
かく
)
した日にゃ、
按摩
(
あんま
)
の勢揃ほど道学者輩が
杖
(
つえ
)
を突張って押寄せて、
垣覗
(
かきのぞ
)
きを遣ったって、
黒子
(
ほくろ
)
一点
(
ひとつ
)
も見せやしない、誰だと思う、おい、己だ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垣覗(かきのぞ)の例文をもっと
(6作品)
見る
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
覗
漢検準1級
部首:⾒
12画
“垣”で始まる語句
垣根
垣
垣内
垣間
垣間見
垣越
垣毀雪女
垣衣
垣根草
垣巡
“垣覗”のふりがなが多い著者
泉鏡花
夏目漱石
吉川英治
太宰治
芥川竜之介