“垣巡”の読み方と例文
読み方割合
かきめぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだから吾輩はこの運動を称して松滑りと云うのである。最後に垣巡かきめぐりについて一言いちげんする。主人の庭は竹垣をもって四角にしきられている。椽側えんがわと平行している一片いっぺんは八九間もあろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
垣巡かきめぐりとう運動を説明した時に、主人の庭をめぐらしてある竹垣の事をちょっと述べたつもりであるが、この竹垣の外がすぐ隣家、即ち南隣みなみどなり次郎じろちゃんとこと思っては誤解である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)