“寧子”の読み方と例文
読み方割合
ねね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は、斯波しば家の臣、高島左京大夫のむすめで、利家にとついだのも、その仲人なこうどは、まだ小身時代の、秀吉寧子ねねの夫婦だったのである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御母堂にも、寧子ねねどのにも、宵よりいたくお待ちかねでおられます。ともあれ奥へ渡らせられ、殿のおすこやかぶりもお見せ申しては」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そら、聟の藤吉郎が、寧子ねねと婚禮の式になるね。そこへ、前田犬千代や、惡友どもが、水かけ祝ひといつて、なだれ込んで來る。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)