“健”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すこや36.7%
すこ28.8%
すこやか14.4%
けん8.6%
まめ2.2%
けな2.2%
したた1.4%
したゝ1.4%
たかし0.7%
たけし0.7%
すぐよ0.7%
たけ0.7%
つよ0.7%
タテ(立)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝兵衛はもう六十と云っていたが、身のたけも高く、頬の肉も豊かで、見るからすこやかな、いかにも温和らしい福相をそなえた老人であった。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのかよわきみづまさじ、れを腑甲斐ふがひなしとおもふな、うでにはしよくありすこやかなるに
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「御母堂にも、寧子ねねどのにも、宵よりいたくお待ちかねでおられます。ともあれ奥へ渡らせられ、殿のおすこやかぶりもお見せ申しては」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どのひとまれてくるときも、すこやかに、平和へいわそだつようにとおもって、心配しんぱいするかしれません。
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
相「孝助殿誠にく、いつもおすこやかに御奉公、今日はナ無礼講で、殿様の側で御酒、イヤなに酒は呑めないから御膳を一寸ちょっと上げたい」
かの肥えたる男は、杖を翁が前に横へて、これを跳り超えて行け、さらずは廓の門の閉ぢらるゝ迄えこそは通すまじけれ、我等は汝が足のすこやかさを見んと呼びたり。
けんちゃんも、とくちゃんも、みんなたから……。」と、まさちゃんは、うたがわれるのが、不平ふへいでたまらなかったのです。
ペスをさがしに (新字新仮名) / 小川未明(著)
庄太郎が女にさらわれてから七日目の晩にふらりと帰って来て、急に熱が出てどっと、床にいていると云ってけんさんが知らせに来た。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「すこし残しといてくれんとならんぞ——まめばあじゃないか、ねエ浪さん」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「そりゃ随分ね何も病人の言うことを一々気にかけるじゃないけど、こっちがそれだけにしてもやっぱり不足たらだらで、私もつくづく厭になっちまうことがありますよ。誰でも言うことだけど、人間はもう体のまめなのが何よりね」
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
カロッサの少くとも過去の小説には悲劇のなかで自分の精神をとりまとめ、希望をとり失なわず生きようとするけなげな心が脈うっています。
そして、彼はさらに黒手帳によって、あの物静かなけなげな奥さんが受取人となっでいる二万円の生命保険金は、一人息子の直一を立派に教育していく財産になるのであろうことを知った。
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)
めくらと思うて人をだまそうとはしからぬと罵って、子を投げそうだから、城主更に臣下して自身をしたたか打たしめると、盲人また今度は一番どこがいたいかと問うた。
ニキタはぱッとけるより、阿修羅王あしゅらおうれたるごとく、両手りょうてひざでアンドレイ、エヒミチを突飛つきとばし、ほねくだけよとその鉄拳てっけん真向まっこうに、したたかれかおたたえた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
白雪一塊、突如高きけやきこずゑより落下して、篠田の肩をしたゝか打てり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ニキタはぱツとけるより、阿修羅王あしゆらわうれたるごとく、兩手りやうてひざでアンドレイ、エヒミチを突飛つきとばし、ほねくだけよと其鐵拳そのてつけん眞向まつかうに、したゝかれかほたゝゑた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
鏡子はもう幾ふんかののちせまつた瑞木や花木やたかしなどとの会見が目に描かれて、泣きたいやうな気分になつたのを、まぎらすやうに。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
『僕は三番なのよ。叔母さん、たかしは四番です。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
山田信之助という男は、たけし、駿三という八才と五才になる男子まであるにかかわらず、林田文次の妻満子と関係してしまつたのだ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
ところが、山田信之助は林田文次が死んでから八年程たつて病死している。当時英三は十六、七だから、彼の手がのびたわけではない。ここにおいて、恨みはその子のたけしと駿三にうつつたわけだ。ところが健は、結婚して間もなく僅か二十七で一人の息子を残して死んでしまつている。これは正しく病死だ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
すぐよごゝろいそしみて、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
森の香たけき胸に入る
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「——馬と馬とは、寄りおうて、馬筏うまいかだを組みて渡せよ。つよき馬は上流手かみてに泳がせ、弱き馬はゆるやかに、その尾について、無理さすな」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どふか其者ハ大坂町奉行より長崎タテ(立)山奉行への手紙を懐中仕候よし、尤御召捕ニ相(ママ)候はずの御事ニ候。