“健”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すこや34.7%
すこ29.8%
すこやか13.7%
けん8.9%
けな2.4%
まめ2.4%
したた1.6%
したゝ1.6%
すぐよ0.8%
たかし0.8%
(他:4)3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“健”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸41.7%
文学 > イタリア文学 > 詩35.7%
文学 > フランス文学 > 詩7.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あまつさえ髪は乱れてほおにかかり、頬の肉やや落ちて、身体からだすこやかならぬと心に苦労多きとを示している。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
すると、ふと、彼は初めて妻を見たときの、あの彼女のただ彼のみにゆるされてあるかのようなすこやかな笑顔を思い出した。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)
これをすこやかな、豊かな、調和そのものであるようなギリシア女の画に比べて見ると両者の相違はきわめて明瞭にわかると思う。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
また手近くその地から材料を得ることなくば、どうして多くを産み、やすきを得、すこやかなものを作ることが出来よう。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かの時の、そのより、ただちに小親に養われて、かくすこやかに丈のびたる、われは、狂言、舞、謡など教えられつ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松崎慊堂かうだう撰の墓誌に、「天保乙未、遽焉嬰病」と書してあるから、前年甲午に至るまでは尚すこやかであつたと見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
んだとも、けんちゃんも、とくちゃんも、んだけれど、ペスは、かんでいってしまったよ。」
ペスをさがしに (新字新仮名) / 小川未明(著)
……謙信いま、求めずして、妻女山の地に在り、しかも一日の寿、なお天日に恵まれ、かくの如くけん。楽しむべきではないか。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カロッサの少くとも過去の小説には悲劇のなかで自分の精神をとりまとめ、希望をとり失なわず生きようとするけなげな心が脈うっています。
そして、彼はさらに黒手帳によって、あの物静かなけなげな奥さんが受取人となっでいる二万円の生命保険金は、一人息子の直一を立派に教育していく財産になるのであろうことを知った。
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「すこし残しといてくれんとならんぞ——まめばあじゃないか、ねエ浪さん」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
長順 あな、珍らしや、お鶴どの其方はまめでおぢやつたか。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
めくらと思うて人をだまそうとはしからぬと罵って、子を投げそうだから、城主更に臣下して自身をしたたか打たしめると、盲人また今度は一番どこがいたいかと問うた。
ニキタはぱッとけるより、阿修羅王あしゅらおうれたるごとく、両手りょうてひざでアンドレイ、エヒミチを突飛つきとばし、ほねくだけよとその鉄拳てっけん真向まっこうに、したたかれかおたたえた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
白雪一塊、突如高きけやきこずゑより落下して、篠田の肩をしたゝか打てり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ニキタはぱツとけるより、阿修羅王あしゆらわうれたるごとく、兩手りやうてひざでアンドレイ、エヒミチを突飛つきとばし、ほねくだけよと其鐵拳そのてつけん眞向まつかうに、したゝかれかほたゝゑた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
すぐよごゝろいそしみて、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
鏡子はもう幾ふんかののちせまつた瑞木や花木やたかしなどとの会見が目に描かれて、泣きたいやうな気分になつたのを、まぎらすやうに。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
『僕は三番なのよ。叔母さん、たかしは四番です。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
森の香たけき胸に入る
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
山田信之助という男は、たけし、駿三という八才と五才になる男子まであるにかかわらず、林田文次の妻満子と関係してしまつたのだ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
ところが、山田信之助は林田文次が死んでから八年程たつて病死している。当時英三は十六、七だから、彼の手がのびたわけではない。ここにおいて、恨みはその子のたけしと駿三にうつつたわけだ。ところが健は、結婚して間もなく僅か二十七で一人の息子を残して死んでしまつている。これは正しく病死だ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
「——馬と馬とは、寄りおうて、馬筏うまいかだを組みて渡せよ。つよき馬は上流手かみてに泳がせ、弱き馬はゆるやかに、その尾について、無理さすな」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どふか其者ハ大坂町奉行より長崎タテ(立)山奉行への手紙を懐中仕候よし、尤御召捕ニ相(ママ)候はずの御事ニ候。