“馬筏”の読み方と例文
読み方割合
うまいかだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——馬と馬とは、寄りおうて、馬筏うまいかだを組みて渡せよ。つよき馬は上流手かみてに泳がせ、弱き馬はゆるやかに、その尾について、無理さすな」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一度び押し返された水は激しい急流となって流れこみ、このため伊勢、伊賀両国の兵の馬筏うまいかだが破られてあれよと言う間に水に流される始末だ。
「こゝに伊賀伊勢両国の官兵等、馬筏うまいかだ押し破られて、六百余騎こそ流れたり——」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)