“馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うま83.5%
7.4%
2.3%
むま1.7%
1.1%
やつ0.6%
んま0.6%
ウマ0.6%
ドリアン0.6%
ヘステン0.6%
マゴ0.6%
マー0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどこのとき、うまくるまかせ、いしんでさかのぼりかけているおとこました。どこからきたものか、ひとうまつかれていました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
文章は、上巻の方は、三風来ふうらい全交ぜんこう饗庭あえばさんなぞがごちゃ混ぜになってる。中巻は最早もう日本人を離れて、西洋文を取って来た。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
めいをウメをウマというは皆音なりというた方が至当で、ウは発音の便宜上加えられたんだろ。
むまつのなく鹿しかたてがみなくいぬにやんいてじやれずねこはワンとえてまもらず、しかれどもおのづかむまなり鹿しかなりいぬなりねこなるをさまたけず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
家持の乘は再、憂欝に閉された主人を背に、引き返して、五條まで上つて來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
そいでおらの方でも、奴にゃあ一桝ひとますがとこ余計に麦をれてやらあな、だって見上げたやつだもの。議員の奴もどうして、感心な馬だ……。
道々アントンは、『ドオドてばよお、ええ、このよぼよぼのやせんまめ!』
m音が語頭に立つものが出来た(「ウマ」「ウメ」など)。このm音はンと同種のものであるが、ン音はこの場合以外には語頭に立つことはない。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
「昨夜僕はドリアンの夢を見たんだが、連中が居酒屋で入りびたつて、ドリアンが空腹に堪へ兼ねて、食つてしまふぞ/\と叫びながら、鶯を追うて山野を駆け廻つてゐる……」
出発 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
物々しい甲冑かっちゅうを着たクリスチャン五世の騎馬像——一ばんには単にヘステンと呼ばれている——が滑稽なほどの武威をもってこの1928の向側のビルディングの窓を白眼にらんで、まわりに雑然と
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
ンヤ、デアなあ、春にテ、ニシゴト干して、マゴして、春風ア吹グナガタコ掻廻カマして、はゝゝゝゝゝ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
果してしからばミュラーがアリヤ種で一番偉いように言った独語のプファールト、蘭語のパールト、いずれも支那のマーまた恐らくはアラブのヒサーン同様、嘶声を採って馬の名としたのでなかろうか。