“水馬”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
みずすまし47.1%
すいば17.6%
みづすまし11.8%
あめんぼ5.9%
あめんぼう5.9%
(その他)11.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水馬”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本1.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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その帰るや、江を渡って行くのに、藤甲の兵はみな流れに身を浮かせて、あたかも水馬みずすましの群れが泳ぐようにやすやすと対岸へ上がって行った。
〔出典〕三国志:10 出師の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
かみへすすむほど、川幅も狭くなって、岸の両側から青芒あおすすき千種ちぐさの穂が垂れ、万吉のさおにあやつられる舟の影が、薄暮の空を映したなめらかな川面を、水馬みずすましのようにすべってゆく。
〔出典〕鳴門秘帖:04 船路の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
場所も丁度ちょうど、この橋の川上だった。久しく打ち絶えていた水馬すいばの競技が、何年かぶりにまたもよおされることになって、平七もその催しにせ加わった。
〔出典〕山県有朋の靴(新字新仮名)/佐々木味津三(著)
彼の命令で、水馬すいばに自信のある者は、敵影のない深瀬のふちを通って馬を泳がせ泳がせ渡っている。
〔出典〕私本太平記:08 新田帖(新字新仮名)/吉川英治(著)
落ちる形の見えぬ程小さく降りそゝぐ時には、水の面は水馬みづすましかなぞでもゐるやうに、じわ/″\と筋が入る。
〔出典〕女の子(旧字旧仮名)/鈴木三重吉(著)
小母をばさん頂戴ちやうだいな」「其蟲そのむし頂戴ちやうだいな」とくうちに、むしは、うつくしいはねひろげず、しづかに、鷹揚おうやうに、そしてかるたて姿すがたさばいて、水馬みづすまし細波さゝなみかけごとく、ツツツと涼傘ひがさを、うへ梭投ひなげにくとおもふと、パツとそろへそれてぶ。
〔出典〕番茶話(旧字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
大桑の淵は、どす黒いまでの濃霧が覆いかぶさって、一すじの水さえ動かなかった。しんとした水の上に、すういすういと走る水馬あめんぼが、水流を曳いてすべっているだけだった。
〔出典〕(新字新仮名)/室生犀星(著)
浮ぶものゝ影があるならば花の一輪であらうとも、眼にとまる澄明さであるが、私の眼をさへぎる水馬あめんぼうの影さへ見へぬ眺めであつた。
〔出典〕バラルダ物語(新字旧仮名)/牧野信一(著)
夏はまたおふし水馬すいま
〔出典〕思ひ出:抒情小曲集(旧字旧仮名)/北原白秋(著)
水馬すゐまうかべる水隱みがくれ、
〔出典〕泣菫詩抄(旧字旧仮名)/薄田泣菫(著)